2020年6月16日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

現在、為替相場は全体的に調整局面に入っている。株価は先週高値を付け、それに合わせてクロス円も一旦高値をつけた。具体的にはユーロ/円が124円半ばまで上昇していたが120円台前半まで下落し、豪ドル/円も76.80円付近まで上昇するも72円台半ばまで下落している。その後両者ともに、昨日15日(月)の米国市場で切り返してきている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

世界中の中央銀行がコロナ対策として多額の資金を供給しているため、かなりの金余りとなっており、運用先を探している感じだ。現在コロナ第2波への警戒だけでなく、米国の警察官による黒人殺害事件やそのデモ、香港情勢など、さまざまな問題が起きている。しかしそういう状況にも関わらず、金余りを背景に、マーケットはリスクオンに傾いていくのだろう。株価は上昇するだろうし、為替市場においてはクロス円の上昇を想定している。再び豪ドル/円等が上がってくるのではないだろうか。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。