2020年6月17日10時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日16日(火)の米国株は続伸し、発表された米小売売上高5月分は17.7%増だった。過去最大の増加率で、市場予想の2倍の数字となったことが要因でリスクオンの展開。一方、為替市場は「ドル高、円高、スイスフラン高」のリスクオフの展開。テキサス州や、中国で新型コロナウイルスの感染状況が悪化しているとの報道に反応した形。今月に入ってからの為替市場は、クロス円中心に神経質に乱高下。そのため、ヘッドラインに影響され、下落時に米ドル/円、クロス円のショートを追加したり、反発時に突然強気に転じ、上値を追いかけたりすることがないように注意したいところ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円を先導する傾向がある、豪ドル/円、ポンド/円の方向性が今ひとつはっきりしないため、米ドル/円の方向感が明確になるまで、もう少し時間がかかりそう。戦略的には米ドル/円の戻り売り継続で臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。