不動産担保金融を手掛けるヴィンテージ(旧ライブドア不動産)が3日、東京地裁から破産手続の開始決定を受けた。またマキコーポレーションも1日に同様の措置を受けている。ともに『帝国データバンク』が報じた。

ヴィンテージは1977年に創業し、2005年にライブドアグループに。この際、社名をライブドア不動産に変更した。ライブドア事件の発生後に現社名に変更し、事業を継続していた。しかし、2010年9月に資金調達の面などで取引をしていた日本振興銀行が倒産。その影響により運営がままならなくなり、ここ数年は事実上、事業を停止していた。負債は約66億3000万円。

マキコーポレーションは1989年創業。近年はレジャーホテル事業を中心に展開してきたが、2009年4月30日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、2010年3月に再生計画認可決定確定、2013年3月に再生手続き終結を受けた。しかし東日本大震災などが影響してホテルの稼働率が低下するなど、経営が悪化。今回の事態を招いた。負債は約96億800万円。

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