外食大手すかいらーく < 3197 > が2014年10月9日、東証一部に上場するに伴い、自社の決算情報を公開した。平成26年12月期第２下半期累計期間における営業利益が112億7300万円、調整後当期純利益は49億1600万円となり、また今年12月期における予想業績では営業利益が208億7000万円、調整後当期純利益が129億1200万円となった。
高齢化に伴う外食産業の市場規模縮小や、採用コスト・時給単価の高騰が続く厳しい状況下においても、アンケート調査や店舗の外観等の改善を通じたお客様満足度の向上施策を行ってきた。またグランドメニュー・フェアメニューの改善やプロモーション強化も相まって今年12月の予想純利益が上昇する見通しのようだ。
さらに今年第3下半期に向け、顧客の利用動機の分析で得られた知見から新規メニューの開発・メニューブックの改善に取り組んでいる。上場に伴いさらなる成長を求める投資家の厳しい目にさらされる中、明確な戦略を打ち出していけるかどうかが今後の鍵を握るだろう。
本日の上場後の株価の推移は、始値1200円から始まり一時は1229円となったが、その後下落を始め終値は1143円となった。
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