2020年7月9日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

足元の金融市場は、世界景気回復への期待とコロナ感染再拡大への懸念が綱引きする形でリスクオンとリスクオフの日替わり商状だ。そうした中、今週の米ドル/円相場は107.50円を挟んで方向感に乏しい値動きが続いている。リスクオンおよびリスクオフがテーマではドルと円が他通貨に対して同じ動きをするため米ドル/円相場に動意は生じにくい事が改めて分かる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日9日(木)もこうした地合いが変化する公算は小さそうだ。本日9日(木)朝方には、107.18円前後まで弱含んで週初来安値を付けたが、売りが一巡すると107.30円台を回復するなど下落に弾みが付く様子はない。107.00円に接近すれば買いが増える模様だ。一方で、108.00円に近付けば戻り売りが増えると見られ、今週は昨日8日(水)まで3日連続で107.70円台で頭打ちとなっている。米ドル/円相場は、107円台の小競り合いから抜け出すきっかけが見つからないのが現状だ。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。