2020年7月10日8時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日9日(木)の米国株はNYダウとS&Pが反落(NYダウは1.4%、S&Pは-0.6%下落)。下落の要因は新型コロナウイルスの感染再拡大。フロリダ州では新型コロナウイルスの新規入院患者と1日の死者数が、いずれも過去最多を記録。アリゾナ州の新規感染者数は4057人と、6日ぶりの大幅増。NYでは、ロックダウン再発動の噂も。こうした感染再拡大が米経済の回復を妨げるとの見方が拡大(ただNasdaqだけは0.5%上昇しており、ハイテク株は依然底堅く推移)。米銀ウェルズ・ファーゴは数千人規模の人員削減を準備していると関係者が明らかにしたこともネガティブ要因。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米国では感染拡大という悪いニュースを受けても、米国株が続伸していたが、昨日9日(木)はさすがに上昇一服。NYダウとS&Pとが反落したことから、WTIは反落、リスクオフでドル高、円高へ。戦略的にはユーロ/円の戻り売りで臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。