2020年7月15日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日14日(火)のNYダウは反発し、556ドル高。S&Pは朝方軟調だったが、日中の高値付近で終了。ナスダックは0.9%上昇。米国株が調整間近だと考えているのは、ナスダックが史上最高値を更新しているにも関わらず、S&PとNYダウは史上最高値まで程遠い状態。つまりダイバージェンスが起きており、これまで結局ナスダックが下落して調整している。今回も同様になると想定(=ベアリッシュ・ダイバージェンス)。

現在の為替相場の戦略やスタンス

NYダウは2万6642ドルでクローズ。このダイバージェンスを逆にNYダウが解消するには、2万9568ドルを抜いていかなければいけないのだが、これは難しいだろうと判断している。株式市場のみならず、FX市場もこのナスダックの動向に注目している。ナスダックの反落が明白になれば、リスクオフポジション。ベアリッシュ・ダイバージェンスにならず、NYダウがナスダックに追随するようであればリスクオンポジション継続と、ここ数日のナスダックの動向が重要になると考えている。本日15日(水)夜もナスダックの動向に注目。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。