2020年7月16日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

足元の金融市場は、世界景気回復への期待とコロナ感染再拡大への懸念が綱引きする形でリスクオンとリスクオフの日替わり商状だ。そうした中、今週の米ドル/円相場は107.50円を挟んで方向感に乏しい値動きが続いている。リスクオンおよびリスクオフがテーマではドルと円が他通貨に対して同じ動きをするため米ドル/円相場に動意は生じにくい事が改めて分かる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円の下攻めには別の材料が必要と見られ、106円台でのドル売りは抑制されるだろう。106円台半ばは、引き続きサポートとして機能すると見られ、107円台の回復も見込めそうだ。なお、世界が注目する中国4~6月期GDPが先ほど発表され、前年比+3.4%と予想以上の伸びを示したが、米ドル/円の反応は小さかった。当面は106~107円台の狭いレンジで推移する公算が大きいと見ている。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。