先月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期の決算発表もいよいよ終盤です。そのため今週は決算を発表する企業も随分と少なくなっていますが、それでも昨日と一昨日の2日間でTOPIX500採用の銘柄に限っても30社近い企業が決算を発表しています。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に8月11日と12日の決算発表を早速まとめてみました。
そのなかでも決算を受けて株価の上昇が目立ったのがパーソルホールディングス(2181)で、第1四半期の営業利益は減益となったもののコンセンサス予想を大きく上回ったことで買いを集めました。また、太平洋セメント(5233)でも第1四半期の営業利益が二桁の増益となったことで株価が大きく上げています。さらに第1四半期の営業利益が同じく二桁の増益となったサンドラッグ(9989)でも株価が大きく上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。
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