米国で暗号資産決済サービスのアプリを提供する「StormX」は、米大手スーパー「ウォルマート」でのショッピング時に暗号資産によるキャッシュバックを開始したと発表した。15日、StormXが公式Twitterで明らかにした。

同社のTwitterでの発表によると、ウォルマートでStormXのアプリで支払いを行うと、最大4%の還元率で暗号資産がキャッシュバックされる。

ウォルマート
(画像=月刊暗号資産)

また、StormXを頻繁に利用する「最上級会員」は、ウォルマートで支払いをすると最大で14%の還元率で暗号資産を享受することができるという。

StormXは、ツイッター上で「私たちは(アプリに)最大のスーパーストア(ウォルマート)を追加しました」と興奮気味に語った。

StormXで利用できる銘柄は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ダイ(DAI)、およびStormXの独自通貨「STMX」である。

StormXと並び、ウォールマートも暗号資産決済の導入に積極的な企業として有名だ。

今月上旬、ウォルマートは独自のデジタル通貨の発行を検討していると複数のメディアに報道された。

ウォルマートが米国特許商標庁(PTO)に提出した特許出願書類によると、そのデジタル通貨は「法定通貨にひも付いている」と説明しており、米ドルに連動するステーブルコインになることが示唆されていた。

また出願書類には、ウォルマートのデジタル通貨は「銀行をハードルが高いと感じる低所得の家庭の新たな選択肢」で、「日常の生活費や買い物のニーズの大部分に対応できる」としている。(提供:月刊暗号資産