日々是相場 -夕刊- 2020年8月18日(火)
日経平均 23,051.08 円 ▼ 45.67 円
≪東証一部≫
売買高 9億7,425万株
売買代金 1兆7717億1900万円
値上り銘柄数 959 銘柄
値下り銘柄数 1,124 銘柄
騰落レシオ(25日) 100.95 % △ 2.79 %
為替 1ドル=105.57 円
☆ 市況概況 ☆
一時23,000円を割り込むも下げ渋り
米国株はまちまちとなり、日本市場も方向感に乏しい始まりとなった。ただ、寄り付きの買い戻しが一巡となると手仕舞い売りも嵩み23,000円を下回って下値を試す展開となった。為替が円高に振れたことで輸出株なども売られ総じて冴えない展開となった。
昼の時間帯は後場からの日銀買い期待もあって値持ちは良く、後場に入ると指数に影響の大きな銘柄等に買い戻しを急ぐ動きもあって戻りを試す動きとなった。23,000円を割り込んだら買い戻しが入るという感じで下げ渋ったことから、戻りは鈍いものの売り急ぐ動きもなく、売られ過ぎ銘柄の修正高もあってTOPIXは堅調となった。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものが見られ総じて堅調となった。東証マザーズ指数は大幅高、二部株指数や日経ジャスダック平均は堅調だった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られ、指数を動かす場面もあったのですが、断続的にまとまった売り買いが見られるということでもなく、大きく方向感が出るということもありませんでした。
これまでの買われ過ぎ銘柄も買い戻し一巡となったものから冴えない展開となっているようです。積極的に上値を買い上がる材料もないだけに冴えない展開が続くと思われる。8月12日と13日に空けた「窓」を埋めるような動きは見られると思います。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
下ひげの長い十字足となって冴えない展開となりそうだ。再び23,000円を割り込むことになれば25日移動平均線や基準線までの調整となるのだろう。
☆ あれやこれやと一言 ☆
相変わらず指数に影響の大きな銘柄に空売りが積み上がっていることで大きな下落とならない。特に売り買いを急ぐような材料もなく、相場全体としては方向感に乏しく目先の売り買いが中心となっているようだ。
買い戻し一巡となったものから冴えない展開となるのだが、一方で買われ過ぎている銘柄は相変わらず空売りが多いという状況だ。買える材料がないだけに逆に空売りの買い戻しが進まないということなのだろう。
安心して空売りをしているということでもないのだろうが、いつ暴落してもおかしくない状況だから逆に買われるということになっている。それでも買われ過ぎ銘柄はいずれ買い戻し一巡となると一気に修正安となるのだろう。
売られ過ぎ銘柄の修正高も一服となるかと思ったが案外下げ渋る銘柄も多い。ただ、まだまだ修正高からの調整が続くと思われ、売られ過ぎ銘柄に注目しておいて良いのだと思う。
(提供:Investing.comより)
著者:清水 洋介