先月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期の決算発表も一部の企業を除いて先週でほぼ終わりとなりましたが、日本経済新聞の集計によるとこの第1四半期の上場企業の純利益は前年同期に比べて57％減少し大幅な減益となったようです。しかし、このように新型コロナウイルスの感染拡大を受けて厳しい環境となるなかでもこの第1四半期に増益を確保した企業もみられます。
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そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業のなかから第1四半期の利益が前年同期に比べて5割以上の二桁増益となった銘柄をピックアップしてみました。例えば第1四半期の営業利益が前年同期に比べ8割を超える増益となったアマダ（6113）は決算発表翌日に株価が9％以上上げたほか、第1四半期の営業利益が5割を超える増益となったエス・エム・エス（2175）でも決算発表翌日に株価が10％近く上げています。
(画像=マネックス証券)
金山敏之(かなやま･としゆき)
マネックス証券 シニア･マｰケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。
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