先月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期の決算発表も一部の企業を除いて先々週でほぼ終わりとなりましたが、日本経済新聞の集計によると第1四半期の上場企業の純利益は前年同期に比べて57%減少し大幅な減益となったようです。しかし、減益となった銘柄のなかにも期待を上回る結果で株価が好反応をみせたものもあります。

投資のヒント
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そこで今回は第1四半期の利益が減益となったものの、コンセンサス予想を20%以上上回り決算発表後に株価が5%以上上昇したものをTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからピックアップしました。例えば丸紅(8002)では第1四半期の純利益が前年同期比で11%近い減益となりましたが、市場予想を60%余り上回ったことで決算発表直後に株価が上げ幅を大きく広げ大幅高となっています。

第1四半期の利益は減益ながらコンセンサス予想を20%以上上回り株価が5%以上上昇した主な3月決算銘柄
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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

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