2020年9月1日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週8月28日(金)、安倍首相辞任のニュースで日経平均と米ドル/円が急落した。しかし週末に菅官房長官の出馬の話が浮上し、マーケットは「安倍政策継続」と受け取り、週明けからはドルが買い戻され、米ドル/円が半分ほど値を戻した。しかし現在、積極的に大きくドルを買えない理由として、FRBの低金利政策の長期化、米中貿易摩擦問題、秋の米大統領選、コロナ問題などがある。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは、104.00~106.90円。戦略的には106.50~106.90円で引き付けての売り場探しで臨みたい。また105円を割った場合、104.50~104.80円では利食い千人力でしっかり利益確定をしていきたい。ただし、もしさらに下がって、仮に104.19円付近のサポートを割った場合には話が変わってくる。というのは、その下にこれといったサポートがなく、大幅な急落の可能性があるからだ。そのため、このレベルを割った場合には、戦略等の仕切り直しが必要となりそうだ。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。