日米欧で暗号資産(仮想通貨)取引所を運営する株式会社bitFlyerは7日、2018年上半期と2020年上半期の口座開設者の動向を比較し、20代の比率が大幅に上昇していることを発表した。

ビットコイン
(画像=月刊暗号資産)

2018年上半期の時点で日米欧の20代年齢比率はそれぞれ18%、14%、14%だったが、2020年上半期ではそれぞれ36%、32%、32%と、共通し2倍以上の成長を見せ、他の年代のユーザー比率と比較しても首位となった。

0908041.jpg
bitFlyer
bitFlyer
(画像=月刊暗号資産)

bitFlyerによると、この結果を受け日本のユーザーを対象に暗号資産に関するアンケート調査を実施した結果、短期的な利益を求める投資傾向から中長期的な運用対象として見られる傾向に変わっていることが判明したという。

本アンケートは2020年上半期に口座開設した539名を対象に、2020年8月7日〜24日の間で実施された。

暗号資産を始めようと思った理由・目的項目では、「将来性がありそう」と回答した人が48.7%と最も多く、次いで少額から始められる(34.5%)、勉強・経験になる(33.3%)、今後利用が広がりそう(29.2%)という結果となった。

また、短期的な利益が得られそう(21.5%)という回答よりも、中長期的な運用に向いてそう(25.7%)という回答の方が多く、新規ユーザーの傾向として暗号資産を中長期的な投資対象として見ていることがわかった。

bitFlyer
(画像=月刊暗号資産)

最も期待している暗号資産項目では、ビットコイン(61%)が最も多く、次いでイーサリアム(12%)、リップル(9%)、ネム(5%)、ベーシックアテンショントークン(2%)の順で選ばれた。

bitFlyer
(画像=月刊暗号資産)

ビットコインは金と比較されるほど投資対象として一定の地位を築いており、新規口座開設者が抱く理由からも期待感がうかがえる。

また最近では話題に事欠かないDeFiを背景としたイーサリアムも人気で、今年8月にbitFlyerで新たに追加されたネムやベーシックアテンショントークンも上位に上がった。

bitFlyerはビットコインの取引量国内No.1を謳う暗号資産取引所で、第三者機関による「暗号資産サービスの利用率」や「家族や友人に勧めたい暗号資産サービス」アンケートでも1位に選出されるなど、非常に人気の高い取引所だ。

また、人気アイドルグループ・乃木坂46の斎藤飛鳥氏をCMに起用するなど、話題性も高い。(提供:月刊暗号資産