7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表と並行して行われていた12月決算企業の上期決算発表も一部を除いて先月中旬でほぼ終わりとなりましたが、その結果をみると新型コロナウイルスの感染拡大を受けて厳しい決算となる企業が目立ちました。しかし、その一方でそうした環境のなかでも増益を予想する企業もみられます。

投資のヒント
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そして増益を予想する企業のなかには最高益の更新が見込まれる銘柄もあります。そこで昨日は二桁の増益で最高益の更新が予想される銘柄を取り上げましたが、今回は一桁増益ながら最高益更新が予想される12月決算銘柄をピックアップしてみました。例えば大塚商会(4768)では前期比2%を超える営業増益で2019年12月期の最高益を更新する予想となっています。

一桁増益で最高益更新が予想される12月決算銘柄
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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

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