日々を振り返ってみよう。あなたの時間をもっとも多く「奪っている時間」は何だろうか。
年収1億円の人はトラブルを起こしそうな人と極力コミュニケーションを取らない。必ずしも全員がそうしている、というわけではなく、日々のコミュニケーションの中にそういう選択肢がある、ということが重要なのである。
あなたの限られた時間を、あなたの目標を生きるために精一杯使うために理解をしておくとよいだろう。できるだけ回避すべき「トラブルメイカー」の特徴を紹介する。
(本記事は、岡崎かつひろ氏の著書『うまくいく人がやっている 1億円会話術』きずな出版の中から一部を抜粋・編集しています)
トラブルを起こす人を回避する方法
私たちは、生きているなかでさまざまなトラブルに直面します。
そもそもですが、トラブルが起きる原因は何でしょうか?
大きく2つ挙げられます。
(1)トラブルを起こすような関わりをしている (2)トラブルを起こしやすい人とつきあっている
この2つです。
成果をつくり出す人は原則、自分に矢印を向けます。自分の何が悪かったのかと考えて改善に努めるわけですが、つきあう人が悪かったということもあります。
ですから、トラブルを起こしやすい人とはつきあわないという姿勢も大事。
「会話しない」「そもそも関わらない」という会話術だってあっていいのです。誰とでも仲よくしていれば年収1億円に達するわけではないから。
では、どういった人がトラブルを起こしやすい人なのかをお伝えしていきます。
●こんな人からは逃げなさい!
(1)すぐお金の話をする人
あなたがビジネスで成功するためにもっとも気をつけなければならないのは、この手のタイプの人です。なぜならばすぐお金の話から入る人は、お金がもっとも重要であり、他人とのつきあいもお金を優先する人だからです。
このタイプの人は、お金の面でもっと条件がいい取引先が見つかったらすぐにそちらに行ってしまいます。
「金の切れ目は縁の切れ目」とはよく言ったもので、お金ばかり気にする人とつきあうと、金回りが悪くなったらつきあいがなくなってしまいます。
人生はいいときばかりではないので、お金に関係なくつきあえる相手のほうが、長く共に繁栄し合える関係性を築くことができます。
お金よりも人の縁を大事にする人とつきあうようにしましょう。
(2)気分や感情の波が激しい人
私のメンターは、すぐに「弟子にしてください、一生ついていきます!」と言う人を信用しないと言っていました。なぜならばそれは気分の高まりで言っているだけで、冷静な判断を伴っていない可能性が高いからです。
人は感じて動くもの。ただ、動物との違いは感情だけではなく、理屈で物事を整理できるようになっていることです。
感情の勢いだけで物事を選択する人は、感情の浮き沈みで約束を簡単に反故にしてきます。ですから感情の波が激しい人とつきあう場合、トラブルが起こるだろうということは事前に想定しておくべきです。
ただし、感情の波が激しい人は、同時に行動に勢いがあることが多いです。その人の特性をよく理解したうえでつきあえば、仕事が一気にはかどることも多々あることでしょう。
あなたが冷静になってブレーキを踏み、感情の波が激しい人のコントロールができるなら、うまくつきあうことをおすすめします。
(3)自分なりの正義が強い人
「正義」という言葉を分析したときに、大きく3つのカテゴリーに分かれます。
・自由の正義 ・平等の正義 ・倫理の正義
「自由の正義」とは、いかに自分の好きなように振る舞えるか、ほかの人の自由を奪わない限り自由に動いてもいいという正義です。
「平等の正義」とは、最大公約数的に全体がより幸福であることを選択しよう、という正義です。
「倫理の正義」とは、人としてあるべき姿はこうであるという直感に基づいて物事を選択しよう、という正義です。
どの正義も間違ったものではありません。そして優劣もありません。ダメなのは、自分の正義感だけが正しく、ほかの人の正義感は間違っていると決めつけることです。
たとえば「離婚はダメだ」と声高に訴えかける人がいます。
この手の人は「倫理の正義」が強い人だと言えます。実際には離婚をしないことによって不幸である人もいます。離婚はダメだと言う人にとっては離婚は許せない行為なのでしょうが、全員にとって離婚が許せない行為とは限りません。
こういった意見が分かれるものに対して一方的に自分の考えを押しつける人は、トラブルを起こしやすいということを覚えておいてください。
仕事においても自分の正義を振りかざし、ほかの人の意見を聞かない人は問題を起こしやすいです。
あなたが大事にする正義感と一致するようであれば、深くつきあうとうまくいきますが、もしあなたが大事にすることと異なるようであれば、深くつきあうと痛手を負うことになるでしょう。どちらにせよ、自分の正義を押しつけて、トラブルのタネをまくのはやめましょう。
これら3タイプの人たちがトラブルを起こしやすいのですが、誰にでもこういった傾向は大なり小なりあります。他人ごとにならずに、自分にもそういうところがあるな、と認識をして、自分自身がトラブルを起こさないようにすることにも取り組んでください。
1億円会話術のポイント トラブルを起こす3タイプの人に気をつける
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