約定日から2営業日後に受け渡しをする外国為替取引をいう。受渡日が2営業日後とされているのは、外国為替取引は国境を越えて取引が行われることから、各国に時差があることも考慮して事務処理上の余裕を持たすためである。この取引の例外として、約定日の当日または約定日の翌営業日に受け渡しされることもある。一般に外国為替取引には、資金決済の時期によって、現時点での「直物為替取引」と将来の時点での「先物為替取引」の2つがある。また、直物為替と先物為替の売買を同時に交差的に組み合わせて行う取引(直物為替の売買に、逆の売買条件の先物為替を組み合わせた取引)である「為替スワップ」というものもある。