シカゴ・オプション取引所が作り出した「ボラティリティ・インデックス」の略称であり、このVIXはS&P500を対象とするオプション取引の値動きを元に算出・公表されている。投資家心理を示す数値として利用されており、「恐怖指数」という別名が付けられている。恐怖指数は、通常時10~20の範囲内で値が動き、相場の先行きに不安が生じた時に数値が大きく上昇する特徴があると言える。実際に過去のチャートを見ると、大きな出来事が起きた後は大きく上昇している。すなわち相場の不透明感が高まると上昇し、安定したトレンド局面で低下する特性があるという性質をもつことが“恐怖心理”を表す所以であると言える。