余裕のある大人の趣味、たしなみとしても人気のゴルフ。最初は「付き合いのために仕方なく…」とはじめた方も、今年からはじめようと考えている方も、実際にゴルフ場や練習場などに行って一度スイングしてしまうとどんどんハマっていってしまうものです。

クラブやパターなどにこだわりがある方は多くいますが、意外と見落としがちなのが足元のゴルフシューズです。シューズが果たす役割は大きく、足元がしっかりしているからこそ理想的なフォームが生まれるだけでなく、また結構な長距離を歩くゴルフにとって疲れを軽減してくれる大事なアイテムなのです。

今回はそんなゴルフシューズの選び方と、最新ゴルフシューズの3つのおすすめモデルを紹介しましょう。

なぜゴルフ上達のためにゴルフシューズが重要なのか?

最新,ゴルフシューズ
(画像=zorro-stock-images/stock.adobe.com)

ゴルフ練習場にいくと、普通のスニーカーやランニングシューズ、クロックスのようなサンダルの人まで見かけることがあります。ゴルフシューズをきちんとはいて練習している人はむしろ少数派とさえ思うかもしれません。しかし、ゴルフ場ではスニーカーやサンダルがそもそもNGとされているところもあります。

そもそも、スポーツシューズというのは、そのスポーツの目的に合わせて研究されています。たとえばランニングシューズを履いてドライバーの練習をすると、わかりやすい違いはもちろんのこと、意識しないところでも感覚が違ってきます。

ランニングシューズはアスファルトの路面から足にくる衝撃を和らげるために底(ソール)がやわらかくできています。芝生の上でアドレスをとってスイングをする、ゴルフ特有の体重移動はシューズの設計上、想定されていません。

一方、ゴルフシューズはしっかりとした硬いソールのほうが足元の踏ん張り、そして反発力が効くとされています。うまく力が伝わるかどうかは、当然のように飛距離などのパフォーマンスに影響を及ぼします。練習のときからスニーカーやランニングシューズを履いていたなら、感覚がそれに慣れてしまい、肝心の本番で、スイングを再現できないという可能性も十分に考えられます。

初心者必見!ゴルフシューズの種類と選び方

ゴルフクラブやウェアには気を遣うものですが、シューズは何を選べばよいのでしょうか。よりよいショットを打つためのシューズ選びについて、知っておくべき基礎知識を紹介します。

初めてのゴルフシューズ選び

初心者の方などが初めてゴルフシューズを選ぶときに気をつけるべきことは、ゴルフショップに実際に行って、店員さんのアドバイスを受けながら選ぶことです。

次の3つの点について留意するとよいでしょう。

(1)スニーカータイプのソフトスパイクを選ぶ
(2)軽いことを重視する
(3)防水性能の高いものを選ぶ

ゴルフシューズは、ソールによって樹脂製の鋲(スパイク)のついた“ソフトスパイク”と、ついていない“スパイクレス”に、また素材によって“革靴タイプ”、“スニーカータイプ”に分かれます。つまり、「スニーカータイプのソフトスパイク」というのは、スニーカーのような履き心地で、ソールにはスパイクがついているタイプのゴルフシューズになります。

ソフトスパイクをおすすめする最大の理由は、スパイクによる「グリップ力」があるからです。初心者の方は足で地面をつかむ感覚を覚えるまでが難しいので、なるべく地面をしっかりととらえることができて、なおかつ疲れにくいシューズを選ぶとよいでしょう。スパイクが着脱可能なタイプを選べば、普段使いやゴルフ場への行き帰りにも履けたり、スパイクを交換することでグリップ力を維持することができます。

軽さや通気性も重視したいものです。足が重い、通気性が悪くて不快感があるようであれば、スイングやフォームも思うようにいかず、スコアにも影響します。また、アウトドアスポーツであるゴルフは、雨の中でのプレイや濡れた芝などでの環境のなかでプレーする場合もあります。水が染み込みにくく、靴の重さも変化がないものがおすすめです。

以上いろいろポイントを上げましたが、もちろん一番大事なのは自分の足に合っていることです。試着の時は必ず両足で履いて、つま先に1センチ程度のゆとりがあり、窮屈感覚がないものを選ぶことが重要です。

2足目以降のシューズ選びでは、実際にスイングしてみるのもアリ

実際にゴルフをしてみると、いろいろな発見が見えてくるものです。そのため、2足目はより自分に合ったシューズを選んでいくことができるでしょう。また、スパイクの有無や革靴タイプ・スニーカータイプといった判断基準だけでなく、次のような視点も加えて検討してみるとよいかもしれません。

・自分に合ったソールの硬さは?
ソールの硬さは歩きやすさやスイングに大きく影響する部分です。先述のとおり、一般的にゴルフでは硬いソールのほうが、スイング時に反発力が働きやすくなるためそのぶんヘッドスピードが乗るといわれてきました。

しかし、柔らかいソールにも利点はあります。シューズの中で足が動きやすいため、指の力を使って踏ん張る動きを取ったスイングができます。加えて、硬いソールに比べて、歩行時には足にかかる負担も軽減されるでしょう。

・実際にシューズを履いてスイングしてみる
2足目以降にしかできない選び方としては、実際にスイングしてみて選ぶという方法です。より本番を意識するならば、ゴルフのときに実際に履いていく靴下を着用した状態でスイングしてみるとよいでしょう。ある程度の経験を積んでいるのなら、自らの好みと照らし合わせて、より自分に合ったシューズを選ぶことができるはずです。

注目メーカーの最新シューズ3選

ゴルフシューズも時代とともに進化しています。各社が発表している、最新のゴルフシューズのおすすめ3選を紹介しましょう。

アディダス「コードカオス ボア ロウ」

ダイヤルを回すだけでフィット感を調整できる「BOAフィットシステム」など、新しいテクノロジーや新素材をふんだんに盛り込んだスパイクレスシューズです。普段使いでもまったく抵抗を感じないスタイリッシュなデザインも魅力です。“異次元”と称するグリップ力、クッション性、フィット感、通気性を誇り、まさに時代の最先端を行くハイテクゴルフシューズです。

ブリヂストン「TOUR B ゼロ・スパイク・バイター ライト」

2019年のゴルフシューズ市場で最も売れたというスパイクレスシューズです。軽量であることを追求した結果、25.0センチのシューズで片足225グラムという驚異的な軽さを実現しています。さらには、軽快なだけでなく、アウトソールには高グリップなスパイクレスのソールを、ミッドソールには高い反発の新素材「KaRVO」を搭載し、反発力とともに歩きやすさ・スイングのしやすさをサポートすることができます。

先述のアディダス「コードカオス」と同じく「BOAフィットシステム」を採用している点も特徴で、アッパーのダイヤルを操作することでシューズのフィット感を調整できます。

プーマ「イグナイト パワーアダプト ケージド ディスク スパイクシューズ」

プーマ独自の技術が詰まったソフトスパイクシューズです。従来のモデルに耐久性をプラスした新しいソールシステムが全方向へのグリップ力とクッション性を与え、快適性を実現しています。シューズの周りをパワーゲージと呼ばれる強固で軽量なTPU素材で覆うことで、足が固定され、スイング時に安定性が増すつくりになっています。

つま先側の素材は伸縮メッシュ素材に防水フィルムを挟んだ3層構造を採用しています。通気性が優れながらも水の浸入を防ぐものです。また、同社のスニーカーにも見られる「ディスクシステム」を搭載しており、こちらも先述の2モデルと同様にディスクを回すことでフィット感を高めることができます。

初めてのシューズ選びでも触れた、ソフトスパイク、軽量、防水性、この3つをクリアした優秀なシューズといえるでしょう。

自分に合ったシューズで上達を目指す

本格的な冬がやってきました。今年はコロナ禍で練習場やゴルフ場もお客さんが少なめなので、ティーショットを2回打ったり、何回もパッティングしたり、本コースで練習することも検討できるのではないかと思います。

自分を知り、シューズを知り、適切に選んでしっかり合わせる。来るべき春のシーズンに向けて、クラブや手袋も吟味してお気に入りのウェアをチョイスし、練習に出かけてみませんか。(提供:JPRIME


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