日経平均   28,779.19 円 △ 437.24 円
≪東証一部≫
売買高    15億3,727万株
売買代金  3兆1898億9600万円
値上り銘柄数 1,548 銘柄
値下り銘柄数 563 銘柄
騰落レシオ(25日) 110.29 %
為替 1ドル=105.51 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

米国株高を受けて買い先行、指数先行で大幅高

米国株が大幅高となったことや昨日の下落の反動から買い先行となった。寄り付きの買いが一巡となったあとは昨日同様に手仕舞い売りに押されて冴えない展開となったが、売り急ぐということでもなく、底堅さが確認されると買戻しも交えて大幅高となった。

昼の時間帯も値持ちはいいものの後場が始まるといったん上値の重さを嫌気するような動きになったが、再度前場の高値を試す動きとなった。それでも上値が重いとなると手仕舞い売りもあって上げ幅を縮小、堅調ながらも上値の重い展開となった。最後は買戻しを急ぐ動きもあって高値圏での引けとなった。

小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものも見られ、まちまちだった。東証マザーズ指数は軟調、二部株指数や日経ジャスダック平均は堅調だった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られたが指数を動かす場面はあまりなかった。大きく方向付けるようなまとまった売り買いは見られなかった。

さすがに上げ一服となり、下がる時もそれなりに大きく下げるという感じだ。好調な決算を発表してもさすがに買われすぎているものは手仕舞い売りに押されるものが多く、ここから決算発表が出揃ってくれば、いったん手仕舞いを急ぐような場面も出て来るのではないかと思う。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
今度は上値を試す動きだがまだまだ保ち合いいうことなのかもしれない。上値の重さを確認しては25日移動平均線などのサポートを確認することになるのだろう。

☆ あれやこれやと一言 ☆

本日は日経平均は大幅高となったが、ハイテク銘柄には軟調となるものが多かった、好調な決算を発表した銘柄も多いのだが、さすがに買われすぎということのようだ。代わりにここのところ冴えない展開となっていた銘柄に反発となるものも見られた。

持高調整の売り買いなのか、指数がらみの買いが入っていたようで、空売りが積み上がったものから買われるということなのだろう。ただ、これも3月の決算に先んじて買戻しを急ぐということになれば、早めの買戻しは早めの調整につながることになるだろう。

「節分天井・彼岸底」と言われるが、2月から3月は昨年の例を待たず、急落となるケースが多い、1年おきに急落となっているので、今年は大丈夫なのかもしれないが買われすぎ銘柄が多いだけに注意しておく方がいいと思う。

2018年の2月は米雇用統計の発表をきっかけに大暴落となったが、今年も米国金利の上昇などが見られるので、少し注意しておいてもいいだろう。今晩から急落となるということでもないと思うが、時期が時期だけに気を付けるに越したことはないと思う。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

本日の「朝一番!」動画
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夕方のライブ配信 -明日の相場見通し-  (原則として16:00開始です、この時間以外でも見られます。)
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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。