日経平均   29,559.10 円 △ 150.93 円
≪東証一部≫
売買高    12億0,650万株
売買代金  2兆4664億3800万円
値上り銘柄数 1,338 銘柄
値下り銘柄数 776 銘柄
騰落レシオ(25日) 106.88 %
為替 1ドル=106.86 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

決定的な材料に乏しく堅調だが小動き

米国株は冴えない展開となったが、先取りするように前日に冴えない展開となっていたことから買い先行となった。ただ、積極的に買い上がる材料があったということでもなく、上値の重さが確認されると軟調となる場面もあった。それでも売り急ぐということでもなく、指数は小動きとなった。

昼の時間帯は先物に買い戻しなども見られ、後場に入ると上値を試す動きとなった。それでも日経平均が29,500円水準では上値も重く、最後は買戻しも入ったものの大きな上昇とはならなかった。指数に影響の大きな銘柄も買い疲れ感、買戻し一巡感から指数を押し上げることもなく、総じて堅調ながらも方向感に乏しかった。

小型銘柄もまちまちとなった。東証マザーズ指数は大幅安、二部株指数や日経ジャスダック平均はほぼ横ばいだった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られたものの、断続的に方向感を出すということでもなく、指数を動かす場面も少なかった。

売り買い交錯という展開だが、目先筋の持高調整というような雰囲気だ。相変わらず腰の据わった買いがみられるということでもなく、空売りの買戻しだけというような雰囲気だ。ここからはさらに上値の重さが嫌気されると週末にかけて手仕舞い売りに押されることになるのだろう。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
相変わらず25日移動平均線や基準線のサポートを確認しながらの保ち合いとなっている。この保ち合いをどちらに放れるかということだが、下方向に放れるのではないかと思う。

☆ あれやこれやと一言 ☆

特に買われるということでもないが値持ちの良い展開となった。日経平均が29,500円を超えてきたので再度30,000円を期待することになるのだろうが、ここからさらに買い上がる材料もなく、材料がないのに売られないというようなことが材料になりそうだ。

目先の需給に伴う値動きで、動いた方に大きく動くということになるのだろう。業績面で不安は少ないという見方もあるが買われすぎは買われすぎであり、調整となる場面もあると思う。特に3月は決算月であり、持高調整の売りが嵩むということもありそうだ。

腰の据わった買いも入り難く、彼岸底となるのではないかと思う。先物・オプションSQ(特別清算指数)算出に絡む思惑なども出て来るところでもあり、ここからはいったん方向感が出ると大きく動くということになりそうだ。

29,500円を超えたということだが、特に盛り上がっているということでもなく、さすがに手仕舞い売りも多く上値は重いのだろう。まだまだ29,000円を割り込むような場面もあると思う。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

本日の「朝一番!」動画
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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。