日経平均   29,921.09 円 △ 154.12 円 ≪東証一部≫ 売買高    14億1,937万株
売買代金  2兆9091億0600万円
値上り銘柄数 1,529 銘柄
値下り銘柄数 592 銘柄
騰落レシオ(25日) 120.10 %
為替 1ドル=109.18 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

堅調だが買い切れず手仕舞い売りに押されるものも

米国株が堅調となったこともあり、買い先行となるかと思ったが、特に買われることもなく堅調ながらも上値の重い始まりとなった。寄り付きの売りが一巡となると買戻しを急ぐ動きもあって堅調となったが上値も限られた。それも売り急ぐことはなく、先物主導で買い上がられると一気に30,000円を目指す動きとなり、30,000円につっかけての保ち合いとなった。再度上値の重さが気になると手仕舞い売りに押されて上げ幅縮小となった。

昼の時間帯もいったん買われる場面もあったが、結局は大きな動きもなく、後場に入ると上値の重さが嫌気されながらも値持ちの良い展開となった。指数には方向感が見られず、買われすぎ銘柄の修正安も続き、結局は堅調ながらも上値の重いという状況で6日続伸となった。

小型銘柄も総じて堅調となった。東証マザーズ指数は大幅高、二部株指数や日経ジャスダック平均は堅調だった。先物はまとまった買いが散発的に見られて指数を押し上げる場面もあったが、なかなか現物株がついてこないという感じで、現物指数が3万円をこえても買い急ぐことはなかった。

持高調整の買戻しが入るものもあったが、買戻し一巡となったものから再度売り直されるという状況で上値の重い展開となった。日銀金融政策決定会合や米FOMC(公開市場委員会)を控えて動き難いのだろうが、イベント通過後は大きく動くということになるのだろう。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
堅調ながらも上値の重い展開だった。移動平均線との乖離が大きいということでもないがさすがに6連騰となると上値も重くなるというこだろう。いったんは25日移動平均線や基準線のサポートを確認する場面はあるだろう。

☆ あれやこれやと一言 ☆

日経平均は堅調だが、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数よりも少ないという状況だ。それだけ指数に影響の大きな銘柄が買われたということだろうが、買われすぎ銘柄の修正安が続いている銘柄と一服となった銘柄がみられる。

上値の重い展開となっているということは買われ過ぎ銘柄をさらに買い直すということよりは目先的な空売りの買戻しとみられる。買戻しが日銀金融政策決定会合や米FOMC(公開市場委員会)を控えての動きとすれば、そのあとは手仕舞い売りに押されることになるだろう。

決算月ということで配当の「再投資」などで買い煽られることもあるかもしれないが、買われすぎ銘柄の動きを見ていると買戻し一巡からは売り急ぐこともあるかもしれない。いずれにしてもイベント通過後は大きな動きも出て来るだろう。

決算月でも配当と取るということよりも持高調整の買戻しが主体となっているようだ。買戻しが手仕舞い売りをこなしているという状況であり、買戻し一巡となったものから売られるということはまだ続きそうだ。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。