2021年5月19日9時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日18日(火)の欧米市場での注目は木材先物(Lumber)。添付したのが、木材先物の日足。1700から1264まで急落。これは仮想通貨なみの乱高下だ。一昨日17日(月)の段階で木材先物がすでに急落していたので西原氏含め多くの参加者が一旦カナダドルロングを縮小しているが、昨日18日(火)の相場で木材先物が更に値を下げている。木材先物だけでカナダが動いているわけではないが、木材先物急騰がカナダ上昇の一つの要因でもあったので警戒されているわけだ。
<木材先物日足チャート>(出所:ブルームバーグ)
現在の為替相場の戦略やスタンス
鉄鉱石(Iron ore)は現時点でも高値で推移していることもあり、豪ドル/円のロングは継続している。ただ、仮想通貨と木材先物が値を下げているので、他の分野に波及しないか警戒している。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。