日経平均   29,058.11 円 △ 111.97 円
≪東証一部≫
売買高    10億9,198万株
売買代金  2兆6131億8200万円
値上り銘柄数 1,499 銘柄
値下り銘柄数 594 銘柄
騰落レシオ(25日) 97.99 %
為替 1ドル=109.73 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

直後の買いが入り堅調な展開

米国株は堅調だったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が軟調となり、本日の日本市場は売り先行となった。ただ、寄り付きの売りが一巡となるとすかさずいつもの直後の買いが見られて指数を押し上げ、その後も買戻しを急ぐ動きなどもあって堅調だった。指数に影響の大きな買われすぎ銘柄の修正安は続き、TOPIXに比べて日経平均は上昇も限られたが総じて堅調だった。

昼の時間帯は若干手仕舞い売りに押される形となり、節目とみられる29,000円水準での始まりとなった。それでも29,000円を割り込んで下値を試すというようなこともなく、値持ちの良い展開で指数は小動きとなった。結局、売り急ぐ材料もないということで値持ちがよく、値持ちの良さで買戻しなどが入るという展開で後場も堅調、総じて堅調な展開となった。

小型銘柄も値持ちの良いもが目立ち、総じて堅調だった。東証マザーズ指数、二部株指数、日経ジャスダック平均と揃って堅調だった。先物はまとまった売り買いも少なく、寄り付き直後以外は指数を大きく動かすような場面もほとんど見られなかった。方向感を出すというよりは持高調整の売り買いが中心となったようだ。

月初の買いが続いているという感じで総じて堅調だった。買われすぎ銘柄の修正安は続いているようで、大きく指数を押し上げるようなこともなく、逆にちょっとした材料から大きく売られる銘柄がみられた。売られすぎ銘柄の修正高も続いており、総じて堅調だが、そろそそろ上値も重くなりそうだ。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
予想された通り、今度は25日移動平均線や基準線をサポートに75日移動平均線や雲までの戻りを試す動きとなった。この保ち合いをどちらに放れるかということだが、米国市場次第ではあるものの、下に放れる可能性が高いと思う。

☆ あれやこれやと一言 ☆

月初の買いが続いているという感じでTOPIXは上に抜けてきた感じだ。日経平均がついてくるかどうかということになるが、逆に日経平均のさえない動きにTOPIXがつきあってしまいそうだ。月初の買いが一巡となると思うので、ここからは上値の重さを嫌気するような動きになるのだろう。

買われすぎのファーストリテイリングが大きく調整となった。ここで空売りが積み上がれば案外日経平均も上に抜けるということもあるのだろうが、ソフトバンクGなどの空売りの買戻し一巡となると今度は逆になってくるのではないかと思う。

米国の雇用統計の発表で大きく動くということはあるのだろうし、来週は先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出があり、動き出すと大きく動くということになりそうだ。この保ち合いをどちらに放れるのかはわからないが放れた方につくということで良いのだろう。

逆に保ち合いを放れて売り買いが一巡となると今度は放れた水準まで戻ることになるのだろうから、そのタイミングで逆張りにポジションを作るということで良いのだろう。上に抜けて、さあ行くぞ!というところは下落に備え、下に抜けてもうだめだ!となれば反発に備えるということで良いのだろう。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。