Marvel Entertainment(マーベル・エンターテイメント)は24日、NFTプラットフォーム「VeVe Digital Collectibles」を運営するOrbis Blockchain Technologiesと提携し、今後数ヶ月のうちに公式のNFT(非代替性トークン)を提供する計画を発表した。

マーベル
(画像=月刊暗号資産)

VeVeのバーチャルプラットフォーム上で、マーベルNFTの公式デジタルコレクターズアイテム、デジタルコミックブックを購入・交換することが可能となる。

マーベルの代表的なキャラクターと言えば、「スパイダーマン」や「キャプテンアメリカ」、「アイアンマン」、「ソー」など多数挙げられる。マーベルのコンテンツを扱ったNFTについては、これまでにスパイダーマンを描いた作品の例がある。しかし、マーベルが直接的に関わるのは初のことだ。

iOSとAndroidで利用可能な「VeVe Digital Collectibles App」では、マーベルの様々なNFTを購入・収集することができ、NFTコミックブックやコレクターズアイテムを交換できるほか、カスタマイズしたバーチャルショールームで集めたコレクションを展示することも可能だ。

ユーザーはVeVeのアプリ内通貨であるGems(ジェム)を用いてNFTを購入する。Gemsはアプリ内でクレジットカードを用いて購入することが可能で、同通貨を現金化することもできる。

VeVeはこれまで様々な企業などと提携し、「ウルトラマン」のNFTなどを提供している。

マーベル・エンターテイメントの社長であるDan Buckley氏は、「創業以来、コレクションというのは常にマーベルファンと密接な関係にあった。私たちと同様に、VeVeもコレクションをするという体験が重要であることを理解しており、今後何年にもわたってファンのためにその体験を拡大させていくことを楽しみにしている」とコメントした。

2020年12月以降、VeVeは34万人以上のユーザーに58万以上のNFTデジタルアイテムを販売している。今年初めには、史上初のカーボンニュートラルなNFTプラットフォームを目指す計画を発表した。

100%カーボンニュートラルなNFTの実現を目指し、環境保護を目的とした非営利団体から助成金を受けるなど、資金調達を進めている。(提供:月刊暗号資産