日経平均 27,641.83 円 ▼ 139.19 円
≪東証一部≫
売買高 9億7,187万株
売買代金 2兆1364億1400万円
値上り銘柄数 533 銘柄
値下り銘柄数 1,587 銘柄
騰落レシオ(25日) 93.42 %
為替 1ドル=109.20 円
☆ 市況概況 ☆
前日の大幅高の反動から売り先行も月初の買いが続いて下げ渋り
米国株は冴えない展開となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られていたことから売り先行となった。それでも月初の買いが続いていたのか、寄り付きの売りが一巡となった後は買戻しなどもあって下げ幅縮小となった。27,700円を超えると手仕舞い売りもあり、再度売り直されて27,500円の節目を割り込む場面もあった。27,500円を割り込むと買い直されて戻り歩調で前場の取引を終えた。
昼の時間帯には先物に買い戻しも見られ、後場に入るとさらに下げ幅縮小となった。ただ、今度は27,600円になると途端に買いが引っ込み、手仕舞い売りに押されて下げ幅を拡大再度27,500円を意識するところまで売り直された。それでも27,500円を意識するところまで下落したのをきっかけにするように、買戻しや買い直しが続き、結局は月初の買いが続いていたものと思われ、後場の高値圏での引けとなった。
小型銘柄も総じて冴えない展開だったが、売り急ぐということはなかった。東証マザーズ指数や二部株指数は軟調、日経ジャスダック平均は堅調だった。先物はまとまった売り買いも特に見られたわけでもなく、指数を動かす場面も見られたが断続的に方向感が出るような売り買いはなかった。
月初の買いが続いているとみて良いのだろう。昨年の例などを見ても2~3日続くケースもあり、米国の経済指標などに反応しながらまだまだ保ち合いが続くということなのだろう。決算発表が出揃い、米国の経済指標の発表などが出揃うと一気に手仕舞いを急ぐことになるだろう。空売りが積み上がらないと意外に大きく下げるということもあるかもしれない。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
安値圏での保ち合いが続いている。上下どちらに放れるかという感じだ。上値は移動平均線に押さえられそうだ。
☆ あれやこれやと一言 ☆
月初の買いで大きく上げた後だけに冴えない展開だが、ここの動きを見ていると案外底堅さがみられる。実際に日経平均VIも全く上昇していないし、下落への警戒が少ないような感じだ。ただ、逆に底堅さがみられるところで、大きく売られると下げがきつくなるかもしれない。
本日も月初の買いが入っていたのではないかと思われる。入っていた割に上値が重いという見方もできるので、何とも言いようがないが、指数に影響の大きな銘柄の修正安はまだまだ続いているということで、引き続き日経平均は上値が重いのだろう。
この5月から日経平均とTOPIXの動きが大きく違っており、やはりファーストリテイリングやソフトバンクGの影響が多いことがわかる。結局今のままであればこの2銘柄が上昇しないことには日経平均も上値が重いということなのだろうし、この2銘柄が上昇するには空売りが積み上がるということでもないと上がらないと思う。
あとは逆に指数が先行して押し上げるということになるが、指数先行で押し上げるには先物に買い戻しがはいらなくてはならず、先物の売りが積み上がらないと上がらないということだ。そして先物の売りが積み上がるには以前のように日経平均レバレッジなどに空売りが増えなければならず、いずれにしても空売りが増えないことには日経平均は上がらないということなのだろう。
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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!
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