パテント・リザルトは16日、鉄鋼・非鉄金属・金属製品業界における特許資産規模のランキングを発表した。

ランキングでは各社が所有する特許資産を質と量の両面から総合的に評価。2013年4月1日から2014年3月末までの1年間に登録された特許を対象とし、評価を得点化してランキングを作成した。

1位は新日鉄住金 <5401> 。「フラックス粉体と酸素ジェットとの干渉率を高めて、フラックスの滓化率および脱りん率を向上させる、溶銑の脱りん方法」や「鋼製壁および鋼製壁の施工方法」といった特許が評価された。

2位のJFEスチール <5411> は「大掛かりな設備が必要でなく、鉄スクラップなどの冷鉄源の溶解を効率的に行うことのできる溶銑の精錬方法」や「サイドシルとセンターピラーを含む車体側部において、剛性や強度を確保しつつ、軽量化を図ることができる車体側部構造」が注目された。

3位には住友電気工業 <5802> が入り、「血管内の脂質分布の光学的測定方法」や「暗部の硬化が可能で、混合や加熱の必要が無く、短時間で硬化する紫外線硬化性組成物」(住友電装、オートネットワーク技術研究所、および九州大学との共同保有)が注目度の高い特許とみなされた。

なお、上位10社は以下のとおり。

1位 新日鉄住金
2位 JFEスチール
3位 住友電気工業
4位 古河電気工業 <5801>
5位 神戸製鋼所 <5406>
6位 フジクラ <5803>
7位 日立金属 <5486>
8位 JX日鉱日石金属 <5020>
9位 三菱マテリアル <5711>
10位 住友金属鉱山 <5713>

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