2021年9月7日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今週の焦点は明後日9日(木)のECB政策金利と声明発表だ。その際、PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の減額が想定されている。しかしそれよりも先週3日(金)の米雇用統計後のマーケットの反応が奇妙だったことが気になる。発表された非農業部門就業者数が前月比23万5000人増であったにもかかわらず(ここまで上昇してきたユーロ、豪ドル、NZドルに対して)ドル売りが続かなかったということは、目先、ドル売りにも限界があり、レジスタンスに来ているのかと思ってしまう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

ユーロ、豪ドル、NZドルはいずれも対ドルで8月20日をボトムに上昇してきたが、現在、ドル売りの流れが単なる一服なのか、それとも違う展開を迎えるのか、今週は思わぬ動きに注意しつつ、冒険せずに状況を見極めたい。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。