日経平均 29,794.37 円 △ 273.47 円
≪東証一部≫
売買高 14億8,277万株
売買代金 3兆6854億1200万円
値上り銘柄数 538 銘柄
値下り銘柄数 1,586 銘柄
騰落レシオ(25日) 82.74 %
為替 1ドル=114.16 円
☆ 市況概況 ☆
米国株高もあって買い先行だが好決算にも反応しきれず上値の重い展開
日本市場が休場中に米国株が高かったこともあり、買い先行となった。ただ、日本市場も節目とみられる29,500円水準まで戻していたこともあり、寄り付きの買いが一巡となった後は上値も重く、手仕舞い売りに押されるものも多く、買戻し一巡となったものから上げ幅を縮小、全体的にも上値の重い展開となった。
昼の時間帯も手仕舞い売りに押されて上げきれず、後場に入るといつものことではあるのだが、全く方向感に乏しい展開となった。トヨタの上方修正などの発表も見られたが特に反応するということでもなく、相場全体、指数としては方向感は見られず、買戻し一巡となったものから手仕舞い売りに押されて上げ幅を縮小となったが、最後は買戻しも入り再度戻しての引けとなった。
小型銘柄も上げきれないという感じで堅調ながらも上値の重い展開だった。東証マザーズ指数や二部株指数、日経ジャスダック平均と揃って堅調だった。先物はまとまった売り買いも少なく、方向感に乏しい展開だった。指数を動かすことも方向付けるようなこともなかった。
相変わらず目先の需給だけという感じだ。決算発表への反応もその場限りという感じで、好調な決算だから買いが続くとか芳しくない決算で売りが止まらないというようなこともなく、相場全体としても全く方向感もない展開が続くのだろう。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
雲を抜け、遅行スパンもローソク足を抜けかかり「三役好転」となったが、買い気が強まるということでもなさそうだ。雲のサポートを確認するような動きはみられそうだ。
☆ あれやこれやと一言 ☆
米国株が異様に強く、日本市場も連れ高となったものの上値も限られた。好調な決算を発表して買われても長続きがせず、買戻し一巡後に上値も重くなるというような状況で、好調な決算に反応してもすぐに売られるという感じになっている。
買っては見たもののすぐに利益を確保するということの繰り返しで空売りが積み上がれば買うから上がる、上がるから買うとなるのだろうが、そういった銘柄は特に決算発表で空売りが積み上がるということでもないようだ。決算発表に反応して買いが続くような相場でもないということなのだろう。
腰の据わった買い手が見えないという感じだ。目先的には買えるのだが、じっくりと買うというよりは早め早めに手仕舞いし、早めの手仕舞いが多いので、さらに早めに手仕舞いするということなのだろう。米国市場への連動性もさらに薄れるのではないかと思う。
と言っても、売られるときは米国株以上に売られそうで、好調な決算で買われたものは利益確保優先が続くのだろう。腰の入った買いが見られないと日経平均は上値の重さが嫌気されて売られてしまいそうだ。
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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!
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