パテント・リザルトは17日、化学業界における特許資産規模のランキングを発表した。
ランキングでは各社が所有する特許資産を質と量の両面から総合的に評価。2013年4月1日から2014年3月末までの1年間に登録された特許を対象とし、評価を得点化してランキングを作成した。
1位に輝いたのは富士フイルム <4901> 。「パターン精度に優れ、かつ、弾性回復率が高いナノインプリント用硬化性組成物」や「観察対象や診断場面に応じて照明光の色調を任意に変更可能な内視鏡装置」に関する技術の特許が注目を集めた。
2位は花王 <4452> 。「実用上充分な湿潤強度及び水解性を有し、且つ生産性に優れた水解紙」や、「香りの劣化を効果的に抑制できる着香剤組成物」といった特許が注目を浴びている。
3位の積水化学工業 <4204> の特許には「合わせガラス用中間膜、金属処理のウォッシュプライマーに用いられるポリビニルアセタール系樹脂」や「硬化促進剤を含有するポリマー微粒子」などがある。
なお、上位10社は以下のとおり。
1位 富士フイルム
2位 花王
3位 積水化学工業
4位 日東電工 <6988>
5位 DIC <4631>
6位 日立化成 <4217>
7位 住友化学 <4005>
8位 三菱化学 <4188>
9位 信越化学工業 <4063>
10位 BASF
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