株価ボードを見る人たち
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 2万7,533.60円 △455.12円
為替 1ドル=114.75円
売買高(東証一部、以下同) 13億7,456万株
売買代金 3兆3,243億4,200万円
値上り銘柄数 2,041銘柄
値下り銘柄数 111銘柄
騰落レシオ(25日) 99.44%

市況概況

好決算に反応、大幅高に

米国株は堅調で目先的な底入れ感が強まった。それを受けて、きょうの日本市場は堅調な始まりになった。

寄付きの買いが一巡したあとは、好調な決算を発表した銘柄などが買われ、戻りを試す動きになり、節目とみられる2万7,500円を超える場面があった。

2万7,500円を超えると手仕舞い売りはあったが、値持ちはよくて2万7,500円水準で前場の取り引きを終えた。

昼は若干、手仕舞い売りにおされた。後場は2万7,500円を下回って始まったが、すぐに回復。その後は小動きだった。2万7,600円までは届かず、上げ幅縮小になる場面はあったが、2万7,500円を割り込むことはないまま高値圏で引けた。

小型銘柄は引き続き買い直されるものが多く、総じて堅調。東証マザーズ指数を筆頭に、二部株指数や日経ジャスダック平均も大幅高。先物は散発的にまとまった買いがあり、買戻しを急ぐ動きがあった。方向付けるわけではなく、目先の動きだろう。

テクニカル分析

日経平均
順調に戻してきたが、ここからは基準線や25日移動平均線を意識して上値が重くなりそうだ。

あれやこれやと一言

きょうも「月初の買い」は入っていたようだ。1日(火)ほどではなかっただろうが、その分、売りはさらに少なかった。積極的に買い上がる材料はないが、調整感がでていた銘柄が好調な決算を発表して買われた。

目先的に売られたすぎた銘柄の修正高がある。

決算発表によって好調だと分かっても売られる銘柄がある。割高感がなければ買い場と考えよう。目先的な動きしか見ない向きが戻り売り、手仕舞い売りをして下がったところは長期的に見れば安いところで買える好機だ。

好調な決算を発表して高値を更新しても、一旦、下落するのではないか。「上がるから買ってみたが、上がらなくなったから売る」が予想される。目先の値動きに連られて、右往左往する場面は決行チャンスだ。

芳しくない決算が発表されたことで「売られすぎからさらに売られた」というものは反発を期待したい。そう考えれば、決算発表が本格化する前に売られすぎた銘柄は、月初の買いが終わってもしっかりとした動きなのではないかと思う。

月初の買いしか入らないような銘柄は調整になるだろう。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。