日経平均 | 2万7,248.87円 ▼191.12円 |
為替 | 1ドル=115.31円 |
売買高(東証一部、以下同) | 13億218万株 |
売買代金 | 3兆141億8,800万円 |
値上り銘柄数 | 783銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,313銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 95.81% |
市況概況
手仕舞い売りに押されて冴えない展開
週末の米国株はまちまちだったが、夜間取引とシカゴ市場で日経平均先物が売られていて売り先行に。決算発表を受けて売り買いはまちまちだったが、「指数に影響が大きい銘柄」が買戻し一巡から手仕舞い売りに押されて下げ幅を拡大。一時、大きく下落する場面が。それでも2万7,000円を意識すると買戻しが入り、下げ渋った。
昼は先物が手仕舞い売りに押された。後場は冴えない始まりになったが、売り難さが見られて指数は小動き。若干。戻しかける場面も。
戻りきらないと手仕舞い売りが嵩む展開に。売り急ぐ動きは見られなかったが、じりじりと値を下げるものがあった。しかし、最後は買戻しがあり底堅かった。
小型銘柄は、手仕舞い売り、戻り売りに押されるものが多く、総じて軟調。東証マザーズ指数は大幅安、二部株指数も日経ジャスダック平均も軟調。
先物は、まとまった売り買いが比較的少なく、指数を大きく動かす場面はほとんどなかった。全く方向感が見られない一日だった。
米国の主要経済指標の発表は終わり、決算発表が出揃ってきたが、全く方向感がない。「米国の利上げをどのように織り込んでいくか」の迷いや「決算発表はあくまでも個々の銘柄のこと」という考えが含まれるということか。相場全体として、方向感はない状況が続きそう。
テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線の下落が続き、基準線も下落に転じるところだが、上値を試すところまで戻らない。底堅さが確認されて戻しても、25日移動平均線に上値を押さえられ、まだまだ保ち合いが続くだろう。
あれやこれやと一言
売る材料はないが、週末の買戻し一巡から一転して手仕舞い売りに押された。決算発表は本格化しているが、目立つ決算はなく、総じて好調な決算だ。売られ過ぎ銘柄が多くなってきており、座全体としては底堅さが見られる。
「持高調整の売り買い」という印象だった。ここから「上値を買い上がる」のか「売り叩く」のか。どちらにしても手掛かりがない。
決算動向は想定通りで、相場全体への影響は少ない。今後も金融政策絡みの材料でないと動かいないのではないか。引き続き割高銘柄を売り、割安銘柄を買えばいいのだろう。
目先的に動きは見られない。「下がれば買いたい」と「上がれば売りたい」という銘柄の違いだ。相場全体の雰囲気を変えるようなことがあれば、一気に売られたり買われたりするだろう。
バブルは崩壊した。今後の米国市場は決算発表が出揃ったところで、割高、割安が意識されることになる。成長性を考慮しても「買われすぎ」という銘柄が多く、「指数の上値が重い状況には変わりない」と思われる。また大きく下げる場面がでてくるだろう。
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。