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2022年3月期 第三四半期連結業績及び
通期業績の修正・投資期間振り返り

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2022年3月期3Q総括

業績面
• 3Q売上高は前年同期比 +23.7%増収 2,297百万円。
• リテール・フィンテックが引き続き成長を牽引し、売上高は前年同期比 +42.6%増収 1,839百万円。
• コーポレート・フィンテック売上高は前年同期比 △19.3% 457百万円減収。
• 3Qからの成長投資により販管費が増加し、営業利益は 209百万円の赤字。
• 成長投資がQoQで約2倍に増加。成長投資総額が409百万円。

事業面
リテールフィンテック
• 3Qも送客売上が全体売上を牽引。Organic流入はSEO対策でFY21/4Q水準にまで回復。
• バーティカル・メディア戦略を引き続き推進。
新規メディア立ち上げおよび各領域のSEO最適。
• ウェルスマネジメントのPWM会員数、総資産額が順調に増加。今後は資産10億円以上の会員向けなど、ソリューションを拡充。

コーポレートフィンテック
• タクシーCMへの一部投資回収、パイプラインの改善により3Qは売上が増加(QoQ+77.5%)。
• 『THE OWNER』が地方経営者向けカンファレンス(福岡・九州)を開催。1,496名が参加。
• 株式投資型クラウドファンディングの案件獲得強化に向けてビジネスコンテストを開催。

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(画像=2022年3月機 第3四半期連結損益)

リテール・フィンテックが引き続き堅調に推移して全体売上・利益を牽引。コーポレート・フィンテックのタクシーCM等を中心とする成長投資の影響で販管費が増加し、赤字幅は拡大。

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(画像=2022年3月機 第3四半期単体損益)

成長投資の影響でZUU単体でも△65百万円の赤字。クラウドファンディング子会社は、ユニコーン社の減収が響き前年同期比△2.2%。

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(画像=四半期売上高・売上純利益・営業利益の推移)
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(画像=四半期販管費及び一般管理費の推移)

タクシーCM等の広告宣伝費、IT人材等の積極採用による人件費・採用教育費、メディア運営の業務委託等の増加により第3四半期の販管費は前年同期比+64.0%の752百万円。

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(画像=営業利益の増減要因)

販売費及び一般管理費は3Q累計で1,872百万円(前年同期比+22.6%)。広告宣伝費の前年同期比+106.9%、業務委託費の前年同期比+61.7%が赤字幅の拡大に影響。

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3Qは2021年3月期の成長投資総額187百万円を超える192百万円を投資。コーポレート・フィンテックの広告宣伝費を中心3Q累計で409百万円の成長投資を実施。

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リテール・フィンテックはGoogleアルゴリズムアップデートから回復途上で、売上高603百万円(前年同期比+33.6%)。バーティカル・メディア構築の一時費用で営業利益率は20.5%に下落。コーポレート・フィンテックは売上高201百万円(前年同期比△1.6%)も一部投資回収が始まりQoQ+77%の増収。

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現金及び預金は1,124百万円、純資産1,282百万円と引き続き財務基盤は健全な状態を維持。

通期業績予想の修正

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第4四半期に見込んでいた投資回収の一部が来期に遅れる見込み。また、リテール・フィンテックの主要顧客である金融機関や不動産業界からの季節要因による売上増が例年ほど見込めないとの予想から、通期業績は売上高3,350百万円、営業利益△293百万円を下方修正。

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第4四半期売上高は10億円を突破し、四半期売上過去最高を記録。引き続き堅調に推移する見込みも、前述した主要因により期初予想からは売上高、営業利益ともに乖離。

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2020年3月期△92百万円、 2021年3月期△300百万円と積極的な投資による成長基盤構築、子会社の計画見直しによる減損等での事業整理を実施。今期も当期純利益はマイナス見込みだが、来期からはこれまでの投資回収フェーズに以降し、利益重視の方針。

投資成果振り返り〜3年間の赤字から来期以降は利益フェーズへ〜

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『MP Cloud』を基盤としたメディア展開、ユーザー獲得により基盤を強化。個人基盤がクラウドファンディングの会員獲得を促進し、法人(経営者)基盤がウェルス・マネジメントの顧客獲得を促進するなど、各領域で強化したユーザー基盤がネットワーク効果を生み、ソリューションも成長。

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『ZUU online』『NET MONEY』で獲得した金融・投資に興味関心の高いユーザーを基盤に、多様なソリューションを提供。更にはバーティカル・メディアで領域を細分化し、基盤を拡充。

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経営者向けメディア『THE OWNER』で獲得した経営者会員を基盤に、経営全般、事業、人事・組織、ファイナンス、IRなど、さまざまなソリューションによって事業を拡大。

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先行投資していたリテール・フィンテックは、ユニークユーザー数、会員数がFY2020以降大きく拡大。FY2020には送客事業、FY2021にはウェルス・マネジメント事業の新規事業立ち上げを実施し、ソリューションも拡大。

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ユニークユーザー数、会員数、経営者リード総数が順調に成長しているコーポレート・フィンテックもFY2022から投資拡大。FY2021から子会社化したクラウドファンディング2社はPMIを推進し、累計調達額を積み上げに注力。

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FY2019からの積極的な投資で、リテール・フィンテックのユーザー基盤は大きく成長・収益化。今期からはコーポレート・フィンテックへの投資を開始。来期以降はコーポレート・フィンテックの投資回収を含め、全社での収益化を優先。

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2022年3月期 第3四半期ハイライト
<リテール・フィンテック>

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自社メディア及び『MP Cloud』での他社メディア拡大によるメディア・プラットフォーム全体ユーザー数の拡大、ユーザーニーズとマッチしたソリューション提供によるARPU向上を目指す。

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リテール・フィンテックハイライト
業績/KPI
• 売上高は前年同期比 +42.6%と高成長を継続
• 営業利益は前年同期比では +28.9%と増益も、バーティカル・メディアへの投資でQoQでは減益。
• メディア・プラットフォーム訪問数※1は1,901万UU、総会員数は 15.7万人と堅調に推移。
• ARPUは売上高がQoQで微減した影響もあり、QoQ△4%の 2,531円。

トピックス
• 送客領域は金融系ワード関連のOrganic流入が、110万UUとFY21/4Q時点の数値に回復傾向
• インタースペース社主催「アクセストレードアワード2021 Fintech部門」を2年連続受賞。
• プライベート・ウェルスの会員数、純資産額が順調に増加。今後は資産10億円以上の会員向けなど、ソリューションを拡充。

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メディア・プラットフォームの訪問者数は同水準で推移。会員数も堅調に推移。
ARPUは送客・広告売上が影響し、2,531円と微減

送客・広告領域

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21年11月にGoogleコアアルゴリズムがアップデートされるも、金融系ワード関連Organic訪問者数はSEO対策により回復基調。インタースペース社が主催する「アクセストレードアワード2021 Fintech部門」も2年連続で受賞。

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『NET MONEY』の送客・SEOのノウハウを活用し、各送客領域におけるバーティカル・メディアを立ち上げ。バーティカル・メディアにより新規ユーザーと収益の確保に向けた体制構築・運営を推進中。

アドバイザー・マッチング

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『プライベート・ウェルス・メンバーズ※1』の総資産額は21年12月末時点で2,352億円となり、今後は資産10億円以上会員へのファミリー・オフィス・プラン提供などソリューションの拡充を目指す。

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米ウェルス・マネジメント分野においては、未だ人のアドバイザーを介したサービスが市場をリード。グローバルのウェルス・マネジメント市場は、2021年で38億ドルの市場規模があり、2022年から2030年にはCAGR13.2%で市場が成長する見込み。米SmartAsset社などのユニコーン企業も登場している。

2022年度3月期 第3四半期ハイライト
<コーポレート・フィンテック>

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『THE OWNER』のPV・会員数の成長ともに経営者リード総数は順調に増加。PDCAシリーズによる事業成長、クラウドファンディングによる資金調達など、顧客へのトータルソリューションを提供。

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コーポレート・フィンテックのハイライト
業績/KPI
• タクシーCMを中心に成長投資を開始。売上高は前年同期比 △19.3%の 457百万円。
• 『THE OWNER』のトラフィックが 392万PV、総会員数 3.1万人に増加。
• 経営者リード総数が15,000人を突破。『THE OWNER』経由でのリード獲得が好調。
• ARPAはFY2022減収の影響で383万円。

トピックス
• 地方銀行と「PDCA Engineering」のアライアンスを開始。弊社PDCAメソッドを活用した地方企業の成長戦略設計の連携を開始。
• 総参加者数1,496名、経営者向けオンライン・イベント「地方企業の経営2.0 〜THE OWNER Conference in 福岡・九州〜」を開催。
• 株式投資型クラウドファンディングの案件獲得強化に向けて、ユニコーン社がビジネスコンテストを開催。

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広告による流入チャネル強化、『PDCA Engineering』やPDCA Cloudシリーズの新規SaaSサービス開発・提供により、顧客ニーズに合わせて多様なソリューションを提供。

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『THE OWNER』のPV数・会員数ともに順調に増加し、390万PV、3万会員を突破。
ARPAはFY2022の減収影響で直近1年間で383万円と微減。

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2021年11月、経営者向けメディア『THE OWNER』主催の福岡・九州地域を対象とした地方カンファレンス『地方企業の経営2.0』を開催。福岡・九州地域にゆかりのある著名な経営者等が多数登壇、1,496名を集客。

PDCA Engineering

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コーポレート・フィンテックの主力事業である『PDCA Engineering』の収益構造を構成する各要素(リード数、コミュニティ参加率、受注率、顧客単価)の改善を実施し、全体収益の向上を推進。

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コーポレート・フィンテックの売上高はQoQ+77.5%の増収。タクシーCM等による「PDCA Engineering『鬼速®』」の認知拡大によりリード獲得コストが低下。並行して顧客の課題・ニーズに合わせた商材ラインアップ提供による受注率向上が収益改善に大きく寄与。

クラウドファンディング

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『COOL』は安定したユーザー獲得及び案件獲得が進み順調に成長。『Unicorn』は新規案件獲得が伸び悩み、月1案件ペースで推移。株式投資型CFは2022年1月末より企業の発行総額算定、投資上限(50万円)のあり方等が改正されるなど、サービス認知度向上や理解促進の途上。

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『COOL』では、ソーシャルレンディング業界の市場拡大と理解促進のための記者向けレクチャーを他社と合同開催。『Unicorn』では同社初のビジネスコンテストを開催し、IPOを目指す起業家発掘の機会を創出。2022年2月に第2回も開催予定。

2022年3月期第3四半期決算説明会を2月16日(水)15時よりオンライン開催予定。参加希望者は事前登録へ。

株式会社ZUU 決算説明会事前登録について