日経平均 | 2万7,787.98円 △51.51円 |
為替 | 1ドル=122.55円 |
売買高(東証一部、以下同) | 11億8,828万株 |
売買代金 | 2兆6,843億2,500万円 |
値上り銘柄数 | 953銘柄 |
値下り銘柄数 | 808銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 116.17% |
市況概況
日経平均は堅調だが、月初の買いも終わり冴えない展開
米国株高を受けて買い先行となったものの、寄り付きの買いが一巡すると、手仕舞い売りに押されて一気に軟調となった。
買い上がる材料はなく、買い戻し以外に買いは入り難い状況。それでも、指数に影響の大きな銘柄に買い戻しが入り、日経平均は下げ渋りとなった。
昼の時間帯も買い戻しがみられ、後場は堅調な始まりになったが、寄付きの買いが一巡すると手仕舞い売りに押された。それでも、指数に影響の大きい銘柄に買い戻しを急ぐ動きが見られて、指数を押し上げ、日経平均はジリ高となり、堅調だった。しかし、総じて安いものが多く、TOPIXは軟調になるなど買えない状況は続いた。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものがみられ、東証マザーズ指数は大幅高、グロース株指数も大幅高となった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られるだけで、指数を大きく動かしたり、方向付けるようなことはなかった。日経平均に影響の大きな銘柄は買い戻しで高く、日経平均だけを押し上げたという感じ。
特に買い材料はなく、持高調整の売り買いだけということで空売りが積み上がった銘柄が買い戻しで高く、手仕舞い売りに押されるものも多かった。まだまだ上値の重い展開で目先の需給で右往左往するだけなのだろう。
テクニカル分析
日経平均
引き続き雲にサポートされている形だ。ただ、比較的大きな陰線であり、改めて上値の重さが確認された。下値切り下げ、上値切り下げという感じで調整が続きそうだ。
あれやこれやと一言
意外に値持ちがいいという雰囲気で、2022年9月のパターンとは違うような感じになってきた。ただ、2020年11月の急騰後と違い、上値も下値も切り下げるような保ち合いであり、いつ崩れるかというような雰囲気も出ている。
本日(2022年4月5日)も日経平均に影響の大きな3銘柄で100円くらい日経平均を押し上げており、毎日、毎日、この3銘柄の動き次第ということで他の銘柄は調整に入っているということなのだろう。現物買い、先物売りの持高調整も続いており、いったん下落が始まると急落となりそうだ。
上値の重さを嫌気するような場面もありそうだ。指数に影響の大きな銘柄でも「売られたから買われる」という状況。特に何がどうしたで買われている訳ではない。ここで空売りが積み上がってこなければ、再度下値を試すことになるだろう。
日経平均はとりあえず2万8,000円を超えない、という感じ。夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が一時2万8,000円を超えたと達成感があり、ここで空売りが積み上がっていなければ月初の買いが一巡したところで売り直されるだろう。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。