この記事は2022年4月4日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「齊藤トモラニ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Maximusdn/stock.adobe.com)

2022年4月4日(月)の午前10時半すぎにウインインベストジャパンの齊藤トモラニさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

齊藤トモラニ
ウインインベストジャパンのFXトレーダー兼インストラクター。2006年11月の杉田勝FXセミナー受講生。受講後、FXでの利益が給料を上回るようになる。その後、トレーダー兼講師として活躍。抜群のFXトレードセンスを持ち、セミナー受講生から絶大な評判を得る。「トモラニ」の愛称で親しまれている。

現在の為替相場の傾向や相場観

2022年4月1日(金)の雇用統計では、非農業部門雇用者数が43.1万人増と予想値49万人を下回ったものの2月分が上方修正され、失業率は3.6%と2月よりも0.2%下げ、労働市場がタイトであることが鮮明になってきた。

これを受けて「次回のFOMCでは0.5%の利上げもありうる」とのことで、米株は一時売られる局面はあったが、横ばいから若干プラスで週を終えている。原油価格は米国の戦略備蓄の放出の報道で100ドルを下回って引けている。

また、米ドル/円は続騰した。 4月1日(金)の米ドルは終日強含んで推移。ドルインデックスは前日の98.348から98.566へと続騰している。タイムサイクル的には3月28日~4月5日の底値圏が終了して4月1日~4月11日の天井圏に向かい始めたようだ。

エリオット波動的には3月14日に上昇e波が終了、現在はf波で下げあるいは横ばいの動きとなっているところである。このような値動きが5月初旬ごろまで続くはずだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は先週は200時間移動平均がサポートになっていた。タイムサイクル的には3月28日~4月1日の底値圏が終了、次の4月1日~4月7日の天井圏に向かって反発し始まったようだ。

エリオット波動的には3月4日に下降D波が終了して上昇E波のa波が3月28日に終了したと思われる。

3月28日からの下げはb波のスタートということになる。 121.30円辺りにあるサポートにサポートされるかどうかだ。直近には122.25円のサポートもある。

基本的には121.30円のラインを切ってこなければ底値圏終了で次の天井圏に向けたロング方向のトレードがやりやすくなると思う。

▽米ドル/円の60分足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。