夏のボーナスシーズンを迎え、資産運用の積み増しなどを検討している人もいることだろう。折しも世界的に株価が値下がりし、米長期債の利回りも3%前後に戻しているので、逆張り的に「絶好の投資機会」と考えている人もいるかもしれない。一方で、為替市場では対ドルのみならず、対ユーロ、対ポンドでも円安が進んでいる。一時は約24年ぶり、1998年以来の1ドル135円前半を記録する場面もみられた。

投資,心得
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実際、このような情勢もあって、筆者が主宰するファンドガレージにも「このまま外貨建て資産を保有していても良いでしょうか?」「これからまだ先進国株式のETF(上場投資信託)などへ投資をしても大丈夫ですか?」といった相談が連日のように寄せられている。

確かに面白いタイミングになってきたと筆者も思う。実は筆者も自身の金融資産のポートフォリオの状態を再度チェックしている。といっても、筆者の場合はアセット・アロケーションの変更とか、リバランスというよりは、純粋に「追加投資」という感じだ。「逆張りですね」といわれればその通りかも知れないが、自分自身の金融資産に関していえば、昔から偏屈なまでに「天邪鬼」なスタイルを貫いている。