「投資を始めたいと思っているが、なかなかきっかけがなく、最初の一歩が踏み出せない」という人もいるだろう。そのような人は、各金融機関が展開しているお得な商品やキャンペーンがきっかけになるかもしれない。

そこで今回は、各金融機関が展開するお得な商品やキャンペーン、それらを有効活用する際の留意点を解説する。今から投資を始める人はもちろん、すでに投資をしている人にも有益な情報となるはずだ。

お得な商品やキャンペーンを紹介

投資するならお得に始めよう ! 外貨預金で絶品グッズ、国債で現金プレゼント…
(写真=metamorworks / stock.adobe.com)

まずは、各金融機関がどのようなお得な商品やキャンペーンを行っているかをいくつか紹介する。それぞれについて詳しく見てみよう。

1.金利や手数料などの条件が良くなる

一定の条件を満たすと、金利や手数料などが通常の条件よりも良くなるパターンだ。イメージしやすいのは、「○月○日から○月○日までの期間限定で新規口座開設すると、~~の金利が△%にアップする」や「為替手数料を0円にする、キャッシュバックする」といったものだ。

2.プレゼントがもらえる

「○万円 (○万米ドル) を預入れる」など、一定の条件を満たすとプレゼントがもらえるパターンだ。どのようなものがもらえるかは金融機関によって異なるが、例えば大手百貨店のカタログギフト (その中から好きなものを選べる) がもらえたり、絶品グッズ (各地の名産品や企業こだわりの商品) がもらえたりする預金もある。

各地の名産品や企業のこだわり商品は、このような機会でないとなかなか巡り合えないので、ぜひ活用したいところだ。さまざまなラインアップが用意されているので、ウェブサイトを見ているだけでも検討する時間が楽しくなるだろう。

### 3.現金がもらえる

一定の条件を満たすと、現金がもらえるパターンもある。例えば、「個人向け国債を購入すると、買付金額に応じた現金がもらえる」といったものだ。

他にも「キャンペーン期間中に○万円以上の投資信託を購入すると、特定の手数料△ヶ月分を現金プレゼントする」といったものもある。

お得な取り組みを有効活用する際の留意点

投資を始めるなら、このような商品やキャンペーンをうまく活用したい。同じ金額を投資するとしても、これらをうまく活用すれば「実質的な利回り」の向上が期待できるからだ (1.の金利が優遇される場合は直接的に利回りが向上する) 。

例えば、A社で「1,000万円分の個人向け国債 (10年債) を購入すると、1万4,000円がもらえる」というキャンペーンを行っているとしよう。個人向け国債はどの金融機関で購入しても利率は変わらないので、何もキャンペーンを行っていないB社で1,000万円分の個人向け国債 (10年債) を購入する場合に比べると、A社で購入したほうが初年度の実質的な利回りは0.14%上がる。

プレゼントがもらえる場合も考え方は同じだ。そのプレゼントを自腹で購入する場合にかかる費用分が浮いた (=初年度の実質的な利回りが高まった) ことになる。特段の理由がなければ、各社のキャンペーン内容を把握した上で実質的な利回りを計算し、経済的合理性の高い金融機関で投資を行いたい。

ただしキャンペーンの適用条件が複雑な場合もあるため、自分に適用されるかどうかは事前にしっかり確認しよう。また、高金利やプレゼントに釣られて、商品が持つリスクを軽視して契約してしまうのは避けたい。ボーナス支給時期に、その資金を取り込む狙いで各社がキャンペーンを強化することも多い。特に大きなお金を動かすときは、商品自体のメリットとデメリットを正しく理解しておきたい。

お得な商品やキャンペーンを活用して、賢く資産運用をしよう

ここまで、各金融機関が展開するお得な商品やキャンペーン、それらを有効活用する際の留意点を解説してきた。せっかく投資を始めるなら、それらを有効に活用して賢く資産運用をしてはいかがだろうか。

(提供:大和ネクスト銀行


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