日経平均 | 2万6,788.47円 △145.08円 |
為替 | 1ドル=138.90円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 10億7,831万株 |
売買代金 | 2兆5,444億円 |
値上り銘柄数 | 689銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,074銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 98.86% |
市況概況
ファストリだけという相場で日経平均は高いが実質的には冴えない展開
米国株はまちまちだったが、指数に影響の大きな銘柄の買い戻しが入り買い先行となった。夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物もほとんど動きはなく、総じてみると売りが多い感じで、ファーストリテーリングだけが高く、指数を押し上げたという状況だった。
総じて軟調な展開で、TOPIXもマザーズ指数も小幅安だった。日経平均採用銘柄もプライム市場も値上がり銘柄数よりも値下がり銘柄数が圧倒的に多くファストリ以外は上がっていないかのような展開だった。
昼の時間帯も特に動きは見られず、後場も引き続きファストリだけの相場で結局最後まで買い気に乏しい中で日経平均だけ堅調という状況だった。ファストリは買い戻しが続き高値圏での引けとなったが、日経平均自体は全く値動きも見られず結局最後は手仕舞い売りに押されて後場の安値圏での引けとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが目立った。マザーズ指数は軟調で総じて手仕舞い売りに押されたという状況だった。先物はまとまった売り買いも少なく、持高調整の売り買いやヘッジの売り買いが中心ということで方向感が出るようなこともなかった。
節目とみられる2万6,800円で上値を押さえられたという状況だが中身は全く売り優勢ということでファストリだけの相場ということだった。
そのファストリにしても上方修正からの増配ということだが、ロシア事業からの撤退や中国のロックダウンの影響がないということなのだろうか。少し疑心暗鬼であり、先行きの不透明感はぬぐえないと思う。
来週からも日銀の金融政策決定会合を控えて買い難いのだろうし、決算発表を見極めたいということになるだろう。「天神底」を目指して下値を試すことになるのではないかと思う。
テクニカル分析
日経平均
基準線や75日移動平均線に上値を押さえられた形だ。まだまだ上値が重いということだろう。
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