日経平均 | 2万7,801.64円 ▼13.84円 |
為替 | 1ドル=132.98円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 12億9,359万株 |
売買代金 | 3兆2,525億円 |
値上り銘柄数 | 513銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,259銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 137.74% |
市況概況
昨日同様に米国株高に反応できず、円高を嫌気して冴えない展開
米国株が大幅高となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も堅調だったことから2022年7月29日(金)の日本市場は買い先行となった。
2022年7月28日(木)と同じように寄り付きの買いが一巡となった後も上値を試す展開となったが、2万8,000円をつけると途端に手仕舞い売りに押されて冴えない展開となった。
それでも何とか値持ちの良い状況で、昨日ほどの下落はなかったのだが、円が急騰したことなどもあって堅調ながらも小幅の上昇にとどまり、日経平均の影響の大きな銘柄の一角だけが高いという状況だった。
昼の時間帯は手仕舞い売りも見られ、後場に入ると前場の安値を下回り、下値を試す動きとなった。
2022年7月28日(木)の終値を下回ると買い戻しも入ったのだが、月末の売りに対する警戒や円高を嫌気しての手仕舞い売りに押されて指数は小動きだった。それでも空売りが積み上がっている銘柄も多く、月初の買いへの期待もあり、最後は買い戻しが入り下げ渋りはしたが、総じて冴えない展開となった。
指数は戻り高値圏にあり、決算も決して悪いものではないのだが、買えない状態が続き、買い戻し以外に買いが入らない状況が続いている。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものなども見られ堅調なものが目立った。マザーズ指数も大幅高だった。先物はまとまった売り買いも少なく、持高調整の売り買いで下がれば買い、上がれば売りというような感じだった。しっかりと方向付けるような動きは見られなかった。
決算発表が本格化しているが案外好調な決算でも円安効果ということだと売られるという感じだ。それでも空売りが積み上がっている銘柄は買い戻しで高く、指数自体は下げ渋るという状況だ。
目先の需給に振らされて右往左往しているだけということで相変わらず方向感が見られないということだろう。決算発表よりもやはり、目先の需給ということで、買い戻し一巡となったものから売られ、今度は指数も下がるのではないかと思う。
テクニカル分析
日経平均
「並び黒」となって週明けに放れた方に動くということになるが、高値圏での出現であり、下落への転換となりそうだ。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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