この記事は2022年8月5日に「月刊暗号資産」で公開された「米スターバックス、Web3.0型ロイヤルティ・プログラムを発表へ」を一部編集し、転載したものです。


スターバックス,starbucks coffee
(画像=naka/stock.adobe.com)

大手コーヒーチェーンの米スターバックスは2日、2022第3四半期(7月-9月)決算説明会で、Web3.0ベースのロイヤリティプログラムについて言及した。今年9月13日に行われる予定の年次イベント「インベスター・デイ(Investor Day)」で、コーヒーをテーマとしたNFT(非代替性トークン)を含むWeb3.0イニシアチブを発表するという。

同社は今年5月、Web3.0領域に注力する姿勢を打ち出していた。その際、NFTの保有者に対してユニークな体験や特典を付与すると説明していた。

スターバックスの創業者で、今年4月に復帰した暫定CEOのワード・シュルツ(Howard Schultz)氏は、決算説明会でWeb3.0構想について以下のように予告した。

「我々は価値あるロイヤルティを中心とした革新的な新しい方法で、既存業界をリードするデジタルプラットフォームを構築するエキサイティングなデジタルイニシアチブに取り組んできた。私たちはインベスター・デイの日に明らかにする予定だ」

シュルツ氏は続けて、「Web3.0に対応した新しい取り組みにより、現在のスターバックスのロイヤルティのエンゲージモデルをベースとして、顧客を感情的に取り込む新しい方法を導入し、デジタル・サードプレイス・コミュニティを拡大する。他では体験できないようなロイヤルティを提供していく。まったく新しいデジタルネットワーク効果が生まれ、小売店の新規顧客を惹きつけ、既存の顧客の増収も期待できる」と述べた。

現在、スターバックスでは、商品を購入すると「Star」が獲得でき、貯めるとドリンクなどと交換することができる。今回のNFTは、既存のロイヤルティプログラムを進化させたものになるようだ。

スターバックスは、市場予測を上回る好収益を計上した。売上高は予想の81億1,000万ドル(約1兆800億円)に対し、81億5,000万ドル(約1兆1,300億円)、1株あたりの利益は予想の75セント(約100円)に対し、84セント(約112円)になった。

シュルツ氏は最後に「顧客基盤が高齢化し、若い人たちとの関係が希薄になるようなビジネスにはなりたくない。今日ほどZ世代との関係が深まったことはない。この集団はとてもパワフルで、彼らとの関係はますます深まっていくだろう」と述べた。(提供:月刊暗号資産