日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 27,090.76円 △853.34円
為替 1ドル=147.45円
売買高(東証プライム、以下同) 13億1,931万株
売買代金 3兆2,061億円
値上り銘柄数 1,751銘柄
値下り銘柄数 61銘柄
騰落レシオ(25日) 93.47%

市況概況

米国株高を受けて大幅高

米国株が悪材料出尽くしとばかりに大幅高となったことを受けて買い先行となった。寄り付きから大きく上昇して始まった後も買い戻しをいそぐ動きが続き大きく上昇、節目と見られる27,000円を超えての展開となった。

特に買い上がる材料があったということでもないのだが、上がるから買うという買い方や空売りの買い戻しが入り大きな上昇で値持ちの良い展開となった。

昼の時間帯も買い気は止まらず、後場もさらに上値を試す動きとなった。さすがに27,000円を超えてさらに上値を試すということでもなく、25日移動平均線に上値を押さえられた形となったが、売り急ぐということもなく最後まで値持ちの良い展開が続いた。

特に空売りが積み上がっているという印象もなかったのだが、日経平均を買う動きから買いが買いを呼ぶ展開となった。さすがに最後は手仕舞い売りもあり後場の安値水準で引けたが大幅高を維持した引けとなった。

小型銘柄も買い戻しを交えて大きく上昇するものが目立ち、マザーズ指数やグロース指数は大幅高だった。先物は断続的に買い上がるような動きも見られたが、一方でヘッジ売りや手仕舞い売りに押される場面もあった。ただ一方でちょっと下がるとすぐに買い戻しが入るという状況でもあり、指数を押し上げる要因となったようだ。

一気に戻したが、これでこれまでの下落相場が終わったということでもないだろう。まだ大きな流れとしては変わらず、何ら環境に変化は見られないということで上値は重くなるのだろうし、上値が重くなれば手仕舞い売りに押さることになるだろう。

空売りが積み上がるかどうかということ、そして好調な決算が見られるかどうかということで相場の方向が決まるのだろうが今の段階では保ち合い相場が続くという見方で良いと思う。

テクニカル分析

日経平均

25日移動平均線や基準線に上値を押さえられた形だ。ここが天井で再度下値を試すことになると思う。ただ、遅行スパンが絡むところのローソク足が急騰しているところであり、応答するような上昇もあるかもしれないが、75日移動平均線や雲までの戻りが限界ではないかと思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。