本記事は、藤由達藏の著書『「すぐやる人」になる一番かんたんな方法』(ぱる出版)の中から一部を抜粋・編集しています。

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(画像=ClaudiK/stock.adobe.com)

運動の習慣をつくる1分間トリック

最近、腹の周りに肉が付いてきたとか、どうも階段を上る足が重いとか、お気に入りの服が窮屈になったとか感じたときに、そろそろダイエットしないといけないと思い始めます。食事を考えるとともに運動しなければと思ったときに、「ああ、運動か、面倒くさいな」と思ってしまうと、なかなか始められません。とことんハードルを下げるために1分間トリックを使いましょう。

着替えるのが面倒くさければ、

・汗をかかずにできる運動(たとえば腿もも上げ運動)を部屋で、1分間やってみる

汗はかかないのだから運動するのに着替える必要がないという認識に基づいて、それでできることだけをやりましょう。

それを続けて、そろそろ着替えて外に出ようかなと思いつつも気が乗らなければ、

・1分間、スポーツウェアを触ってみる

触るだけです。着替えなくても運動しなくてもいいです。1分間触るだけ。そのうち、まあ着替えるかという気持ちになります。

・1分間だけ着替えて外に出かける

着替えてもいいかなという気持ちになったら、思い切って着替えてしまいましょう。

それ以降は、着替えて運動するということを繰り返します。せっかく着替えたのだから外に出て運動しようかと思えたらしめたもの。これを続けていると、どうせならと外に出かけられるようになります。

・1分間だけ歩いてみる

着替えて外に出られるようになったら、まだまだ無理をせず、1分間だけ歩いてみましょう。玄関を開けて、外に出てみるところまでで結構です。その場で足踏みして家の中に戻ってもいいでしょう。

着替えて靴を履いて、1分間外の空気を吸うだけでもいいのです。ちょっと伸びをして、膝の屈伸運動をするくらいでもいいでしょう。歩き出したくなったら、1分間だけ歩いてみましょう。

・1分間だけ走ってみる

ハードルを極端に下げて、運動の習慣がついたと思ったけれども、まだまだ運動していると言えるほどではないなと、自分を低く評価してしまうかも知れません。

「知り合いのあの人は、毎日10キロ走っているというのに、私なんか走れるんだろうか」

そんな不安になったり、自信を失ったりしそうになったら、まずは走らず歩いてみて、ゆっくり速度を上げてみましょう。

10歩でも20歩でも軽く走ってみましょう。もしもまだ走れるようでしたら1分間だけ走ってみましょう。ゆっくりで構いません。息が上がらない程度でいいのです。ちょっとだけ走ってみる。しばらくはそれを繰り返していきましょう。それを続けていると、「なんだか走れそうだ」と思う日がやってきます。そこから走り始めていけばいいでしょう。

ココがポイント!
運動に行くまでの準備が面倒ならばそれも階段とスロープの法則で分割しよう!
=「すぐやる人」になる一番かんたんな方法
藤由達藏
株式会社 Gonmatus 代表取締役。夢実現応援家®。モットーは「人には無限の可能性がある」。個人には夢実現応援の対話(コーチング)を、企業や団体には研修や講演を提供し、「魂が悦ぶ®出版講座」では出版の実現をサポートしている。
1991年、早稲田大学卒業後、プラス株式会社に入社。営業や企画、新規事業設立などを経験。2009年全プラス労働組合中央執行委員長に就任。2010年、平本あきお氏のプロコーチ養成スクール(講師:宮越大樹氏)でコーチングを学ぶ。2013年独立。2016年に株式会社Gonmatusを設立し、コーチングや研修、ワークショップ、「魂が悦ぶ®出版講座」、「ビーイング瞑想®」などを企業や労働組合、個人の方々に提供している。
著書は、35万部突破した『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる』(青春出版社)、『「鬼滅の刃」に学ぶ「夢を叶える8つの力」』(ぱる出版)等多数ある。

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