本記事は、藤由達藏の著書『「すぐやる人」になる一番かんたんな方法』(ぱる出版)の中から一部を抜粋・編集しています。

時計,時間
(画像=ant/stock.adobe.com)

情報を集める1分間トリック

私たちは、ずっと同じ仕事をしていると、触れる情報に偏りができて、視野が狭くなってしまいます。知識や視野を広げるということは、まさに第Ⅱ領域の活動です。ここでは、1分間を使って情報収集する方法を紹介します。

・テーマを決めてネット検索し情報を集める1分間トリック

腰を据えて調査したり、専門書を読んで調べることも大事ですが、ちょっとだけ調べる時間を日々の暮らしの中にもつことも有効です。今は、ネット上の情報を検索で調べることができます。

テーマを決めて、1分間だけネット情報を検索してみましょう。

検索結果を見て、興味深いリンクをブラウザの新しいタブでどんどん開いていき、興味のあるページを1分間の内に、いくつも開いてしまいましょう。

開いておくと、それは順番に読みたくもなります。1分経ったら、順番に読んでいくのです。それだけでも知識は広がり、視野を広げることができます。

・新聞から情報を集める1分間トリック

ネット以外の情報も大事です。情報の信頼性という点で、まだまだ価値があるのが紙の新聞です。ネットと併わせて読みたいものです。

まず大きな紙面の一覧性も魅力です。紙面に占める、見出しの文字の大きさや記事の分量によって、新聞社が判断した、各記事の重要度がひと目でわかります。記事を読まずに、見出しを見るだけでも、ざっとその1日のニュースを把握することができます。

毎日1分間、新聞の全紙面をめくって眺めるようにすれば、効率的で効果的な情報収集を継続的に行えます。

ただし新聞も一報道機関にすぎません。一紙しか読まないのは、テレビを一局しか見られないのと同じです。たまには普段読んでいない新聞を買ったり、購読紙をときには変えたり、海外の新聞を読むなどして批判的に読んでいきましょう。

・定期的に統計データを集める1分間トリック

業界や仕事内容によっても違いますが、どんな業界であっても、知っておいた方が良い数字というものがあります。特に大事なのは統計データです。それを覚えておくだけで、アイデアを生み出せるような基礎情報です。

私が文具・オフィス家具業界にいたときには、全国の民間事業所数のデータは総務省統計局のデータでチェックしていました。当時は約592万事業所(平成16年)と覚えていましたが、最近のデータ(令和元年)を見てみたら約640万事業所でした。ここから文具事務用品やオフィス家具の需要や今後の傾向などを考えたりすることができます。

日々の株価、為替相場、出生率、自分の住む街の人口、都市の昼間人口と夜間人口など、ご自身の仕事に関係する統計データをことあるごとにチェックして、記録しておくと、いざというときに役立ちます。雑談のネタにもなります。重要な統計データを日頃からチェックするために、1週間の内に1分間だけでも時間を割いてみましょう。

ココがポイント!
1分間で集める情報を決めておいて、定期的に情報収集しよう!

大人の学びを深める

最近、働く人の自己啓発やリスキリング(学び直し)の重要性がやたらと叫ばれています。そうしないとこれからの世の中を生き残れないとあおり立てる言説が増えてきています。学びはすぐに成果が見えてこない場合もありますが、だからこそ時間をかけるべき重要なことです。あなたの価値観につながる学びは第Ⅱ領域の活動だということです。

学ぶということはいくつになっても面白いものです。と言っても、学生時代の勉強を思い出される方は「勉強なんて面白くないよ」と嫌な顔をするかも知れません。

アジアの子どもたちをサポートなさっている池間哲郎先生(認定NPO法人アジアチャイルドサポート代表理事)がおっしゃるには、東南アジアの学校もなく教科書もない子どもたちは、「お願いだから私たちに勉強をさせてください」と訴えてくるそうです。学校のなかった地域に学校を建設し、教科書を配布すると、子どもたちは目をキラキラ輝かせながら勉強すると言います。

それくらい勉強は本来面白いものなのです。

もしも私たちが勉強嫌いになっているとしたら、学校の提供するものがあなたの知りたいことや価値観と合っていなかったからかも知れません。あるいは勉強や学習の仕方を間違って身につけてしまったからかも知れません。

とはいえ、過去は過去です。大人になってからの学習や勉強は学生時代とは異なります。

誰も強制するものがありません。

学習の原動力は、私たちの自由意思に任されているのです。ということは、

  • 学びたいこと
  • 楽しく学べる方法や環境
  • 知的な悦び

などがなければ継続して学ぶことができないのです。

もしも「学ばなければならない」という強迫観念めいた思いだけで続けようとすると、とても苦しいものになります。

「リスキリングしないとこれからの時代をサバイバルできない」と脅す人がどんな人か見てみるといいでしょう。

最新情報を部下からの報告で身につけている政治家や経営者。あるいは教育サービスを提供している業者ばかりです。脅し文句で自社の教育サービスを売りたいだけのポジショントークだと言っていいでしょう。そんな脅しに乗る必要はありません。

だから、もしもあなたの心のアンテナに何もひっかからず、好奇心も動き出さないようであれば、無理に何かを学ぼうとしないでください。それよりも自分の好きなことをして自分の知的好奇心の感度を研ぎ澄ませてみましょう。雑音を入れないからこそ、本当に知りたいことが出てきます。好きなことをしていれば、自ずと知りたいことを調べ、学んでいきます。だから無理して学ぶ必要などないのです。

大人の学びはあなた自身の内側から湧き出す、好奇心やあそびごころから始めてこそ本物なのです。

ココがポイント!
大人の学びは、好奇心が原動力!
興味の赴くままに学ぼう!
=「すぐやる人」になる一番かんたんな方法
藤由達藏
株式会社 Gonmatus 代表取締役。夢実現応援家®。モットーは「人には無限の可能性がある」。個人には夢実現応援の対話(コーチング)を、企業や団体には研修や講演を提供し、「魂が悦ぶ®出版講座」では出版の実現をサポートしている。
1991年、早稲田大学卒業後、プラス株式会社に入社。営業や企画、新規事業設立などを経験。2009年全プラス労働組合中央執行委員長に就任。2010年、平本あきお氏のプロコーチ養成スクール(講師:宮越大樹氏)でコーチングを学ぶ。2013年独立。2016年に株式会社Gonmatusを設立し、コーチングや研修、ワークショップ、「魂が悦ぶ®出版講座」、「ビーイング瞑想®」などを企業や労働組合、個人の方々に提供している。
著書は、35万部突破した『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる』(青春出版社)、『「鬼滅の刃」に学ぶ「夢を叶える8つの力」』(ぱる出版)等多数ある。

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