この記事は2022年11月14日に「月刊暗号資産」で公開された「ポリゴン、ディズニーと協業してデジタルコレクティブルを開発」を一部編集し、転載したものです。


ディズニー
(画像=Rafael Henrique/stock.adobe.com)

ポリゴン(Polygon)は11日、ウォルト・ディズニー(The Walt Disney Company)のデジタルコレクティブルを開発していると発表した。

公式Twitterでは、「ポリゴンはアクセラレーター(Disney Accelerator)に参加した後、手始めに、ウォルト・ディズニーの従業員を特別な機会に表彰するための、特別デジタルコレクティブルの概念実証を開発しています」とツイートした。なお、現段階で詳細は明らかになってはいない。

今年7月、ディズニーはスタートアップ支援プログラム「ディズニー・アクセラレーター(Disney Accelerator)」において、ポリゴンを含む6社を選出した。

今年は「没入型体験の未来構築」に焦点を当て、拡張現実(AR)、NFT(非代替性トークン)、人工知能(AI)、IP(知的財産)などに取り組むWeb3.0企業を選定する形となった。アクセラレーターに選出されたスタートアップ企業は金銭的な支援だけではなく、ディズニーに関連する様々な支援を受けることができる。

ディズニーは今月10日、「2022ディズニー・アクセラレーター・デモ・デイ(Disney Accelerator Demo Day)」を開催した。デモデイは毎年恒例のアクセラレーターを祝うためもものだ。

2014年にアクセラレーターを立ち上げて以来、ディズニーは多くの参加企業と協力し、様々なサービスや新技術を市場に公開してきた。

デモデイでは、ディズニーとポリゴンが協力してNFTデジタルコレクションやNFTをディズニーが導入できるよう概念実証を開発していると明かされた。

ディズニーはポリゴンについて、「開発者や企業がWeb3.0体験を構築できるようにするブロックチェーンテクノロジーのビジネスレイヤーです。ポリゴンはディズニーと協力して、特別な機会にディズニーの従業員を表彰する限定デジタルコレクションの概念実証を開発しています」と紹介した。

ディズニーは昨年10月にNFTのコレクティブおよび取引アプリを提供するVeveとストリーミングサービスのDisney+(ディズニープラス)のリリース記念日を祝したNFTデジタルコレクティブルシリーズのローンチを発表している。

また、今年2月にはNFT関連の求人募集を発表するなど、NFTに関して積極的な姿勢を見せている。(提供:月刊暗号資産