海外プライベートバンクの具体的な特徴やサービス

それでは、海外プライベートバンクは具体的にどのようなサービスを提供しているのだろうか。実は、プライベートバンク限定の投資や、プライベートバンクでしか買えない商品はそれほど多くない。一部存在していることは事実だが、どちらかというとプライベートバンクの価値は「資産管理を中心とした幅広い顧客ニーズに対するサービスをワンストップ化し、完璧なパッケージとして提供している」ところにある。

海外プライベートバンクの十八番は個別債券投資 担当者を見極める3つのポイントとは
FTL Asset株式会社

具体的には、以下のような特徴が挙げられる。

<商品の多様性>
・高金利かつ低リスクの債券に低コストで投資可能
・債券のレバレッジ機能も利用可能
・ヘッジファンドなどのオルタナティブ投資も豊富
・ただ、海外不動産は借入コストが高く、日本の不動産のほうが資金調達しやすい

<手数料体系>
・管理報酬がメインで、手数料収入は基本的に取らないスタイル
・顧客の資産を増やすことによる収益増加が基本理念

<担当者のクオリティ>
・全体的に金融リテラシーの高い担当者が多い
・ただし、ジャパンデスクには(本社スタッフと比較して)相対的に能力の 劣る人が 混在しているケースも見られる

どのような人が海外プライベートバンクの顧客対象になるのだろうか。各社によって判断基準は異なるが、「資産2億円以上」が口座を開設できるかどうかの最初のポイントとなる。そのうえで、中心的な顧客層になる(なれる)のが資産10億円以上と考えればよいだろう。

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