この記事は2022年12月17日に「月刊暗号資産」で公開された「ココネ、じゃんけんをブロックチェーンゲーム化した「JANKEN」のβテストを開始」を一部編集し、転載したものです。


じゃんけん
(画像=romi/stock.adobe.com)

アバターサービスを展開しているココネは15日、ココネグループが開発運用するブロックチェーンネットワーク「MOOI」を基盤にしたゲーム「JANKEN」のオープンβテストを同日よりグローバルで開始すると発表した

なお、このゲームのサービス非対象国は日本、韓国、中国、シンガポール、UAEとなっている。

JANKENは手遊びとして世に浸透している「じゃんけん」をベースにしたブロックチェーンゲームだ。じゃんけんは日本発祥と言われ、19世紀以降に世界に普及したという説もあり、名称の違いはあるものの、多くの国々にも浸透している。

今回発表したJANKENでは、そのシンプルなじゃんけんのゲーム性にオリジナルの要素を加えて、より深い戦略性を生み出しているという。じゃんけんに勝つことで、有償トークン(JGT)を得ることができ、勝負で使用する「じゃんけんカード」はNFT(非代替性トークン)として収集を楽しむことができる。

また、JANKENを「Free to Play & Earnゲーム」として位置付け、高額なゲーム内NFTを購入することなく、プレイすることができる点を特徴として挙げている。

グローバルで展開するJANKENはeスポーツのような世界観で統一されており、シンプルなルールでありながら、勝負の面白さ、楽しさ、悔しさを存分に味わうことができると説明している。

JANKENは合計4枚のじゃんけんカードを使って勝負を行う。また、対戦方法としては「マイナーマッチ」と「メジャーマッチ」の2種類があり、共に3戦1セットとなっている。

マイナーマッチは1セット、メジャーマッチは2セット先取で勝敗が決する。マイナーマッチでは勝利することでガチャ用のメダルを獲得できる。一方、メジャーマッチでは勝利するとトークンやNFTを獲得できるという。メジャーマッチに参加するためには、ガチャでカードを入手して、「体力機能」を解放させる必要がある。

プレイで使用するカードにはレアリティ(Common/Rare/Lengendary)とレベルがある。また、トークンと複数カードを素材にして特定カードをレベルアップすることも可能だ。レベルの高いカードを集めることで、参加できるリーグの数も増える。

さらに、開催期間中に参戦したリーグのレベルに応じてランキング付けも行われる。オープンβテストでは1シーズンを1日ごととし、期間中に発生した総マッチ数に応じて報酬総額が上昇する。ランキング期間終了時に自身の順位に応じて一定割合のトークンとランキング限定カードが付与されるという。

今後は世界各国でコミュニティを醸成させ。大会などのリアルイベントの開催も目指す。

JANKENはグローバル展開を図るが、東南アジアの市場をメインターゲットとしてフォーカスしている。その理由として、ココネは「ブロックチェーンゲームが大成功した数少ない国々であり、じゃんけんという遊びが浸透しているため」と述べている。(提供:月刊暗号資産