「楽天証券の無料サービスに興味がある」「証券口座を作ってみたいけど、投資を始めるかどうか、まだ迷っている」という方の中には、楽天証券の口座開設や維持にお金がかかるのか、気になっている方も多いでしょう。結論から言えば、楽天証券の口座開設や維持には、お金は一切かかりません。たとえ一度も取引をしなくても、楽天証券が提供する数々の無料サービスを受けることができます。この記事では、楽天証券における口座開設のメリットを解説します。口座を開設するか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
楽天証券の口座は使わないまま放置しても手数料がかからない
楽天証券では、口座開設や維持には、お金は一切かかりません。仮に開設した口座を一度も使わないまま放置しても問題ありません。ペナルティーなどは一切ありませんので、ご安心ください。(店舗型証券会社のように頻繁に営業電話がかかってくることもあまりありません。)
もし取引する場合でも、楽天証券の投資信託の買付手数料は無料で、国内株取引手数料は国内証券会社の最低水準です。
- 投資信託の買付手数料:無料
- 国内株取引手数料
・超割コース:1回の取引ごとに、取引金額に応じた手数料が発生します
・いちにち定額コース:1日の合計取引金額に応じた手数料が発生します
いちにち定額コースは、1日の取引金額が100万円を超えない限り手数料が無料です。1日の取引金額が100万円を超える予定がないうちは、いちにち定額コースに設定したほうが無難でしょう。
なお、取引金額とは株式の「購入」と「売却」の両方をカウントします。例えば、50万円で購入した株を同じ日に60万円で売却すると、合計取引金額は110万円(100万円超)となり、いちにち定額コースで手数料が発生しますので、ご注意ください。
楽天証券の口座は作るだけでもメリットがたくさん!
ネット証券各社は、顧客獲得のために様々なサービスを提供しています。中でも楽天証券は口座開設するだけで利用できる、無料のものが多いのが特徴です。これらの無料サービスを活用して、おトクに楽天証券を利用しましょう。
楽天証券への口座開設だけで得られるメリットを6つご紹介します。ぜひ参考にしてください。
日経テレコンや四季報が読める
楽天証券の口座開設者は「日経テレコン(楽天証券版)」を読んだり、「会社四季報」を閲覧したりできるようになります。
この2つのサービスを楽天証券から利用することで、月あたり5,700円(税込)、年間で6万8,400円(税込)もの節約効果があります。(紙媒体との比較)
利用方法は簡単で、楽天証券が無料で提供する取引ツール「マーケットスピード」(パソコン用ソフト)や「iSPEED」(スマホ、タブレット用アプリ)から各サービスにアクセスするだけです。(会社四季報は楽天証券のWebサイトからも利用可能です。)
「日経テレコン(楽天証券版)」では、過去1年分の記事検索機能があるため、気になったニュースの関連記事を調べるのにも役立ちます。
日経テレコンは、日本最大級の総合ビジネスデータベースサービスです。楽天証券版は通常の有料版と比較して「日経ヴェリタス」を読むことができないなど、一部機能に制限があります。ですが、これほどの情報に無料で触れることができるサービスは貴重です。
※かつては他の証券会社でも同様の無料サービスを提供していましたが、現在では楽天証券のみが実施しています。
なお、利用料金の比較は下表のとおりです。
料金 | 日経テレコン
(楽天証券版) |
紙媒体
(朝・夕刊) |
電子版 |
---|---|---|---|
月額(税込) | 無料 | 4,900円 | 4,277円 |
年額(税込) | 無料 | 5万8,800円 | 5万1,324円 |
日経テレコンでは、記事は横書きで表示されます。縦書きの新聞を読み慣れている方にとっては最初は違和感を覚えるかもしれません。
しかし過去1年分の記事検索ができる点を考えると、紙媒体から日経テレコンへの乗り換えは、大きなメリットがあると言えるでしょう。
「会社四季報」は、投資銘柄の選定などに、多くの投資家が愛用する企業情報誌です。
すべての上場企業の業績や財務情報を確認でき、銘柄選定のスクリーニングが簡単に行えるので、投資家はぜひ活用したいサービスです。
なお、利用料金の比較は下表のとおりです。
料金 | 会社四季報
(楽天証券版) |
紙媒体
※2,400円の冊子を年4回購入した場合 |
四季報オンライン |
---|---|---|---|
月額(税込) | 無料 | 800円 | 1,100円 |
年額(税込) | 無料 | 9,600円
※定期購読の場合は8,680円 |
1万3,200円 |
楽天銀行と連携させるだけで金利が5倍に!
楽天証券と楽天銀行の口座を連携させる「マネーブリッジ」というサービスを利用すると、 楽天銀行口座の金利が、通常の0.02%から5倍の0.1%(税引き後年0.079%)にアップします。(預金残高300万円までの限度があり、それを超える分は0.04%(税引き後年0.031%)です。)
楽天銀行
(マネーブリッジ 利用時) |
メガバンク
各社 |
両者の比較 | |
---|---|---|---|
300万円までの金利 | 0.1% | 0.001% | 100倍 |
300万円超の金利 | 0.04% | 0.001% | 40倍 |
預金500万円に対する年間の利息(税引き後) | 約2,990円 | 約40円 | 約74.8倍 |
預金500万円の利息(税引き後)を年利 5.0%で20年間運用した総額(税引き前) | 約9万8,867円 | 約1,157円 | 約85.4倍 |
現在、日本のメガバンク3行の普通預金金利はいずれも0.001%です。それと比較すると、マネーブリッジ利用時の 金利は300万円までは0.1%なので100倍、300万円超は0.04%なので40倍です。
仮に楽天銀行に 500万円の預金があれば、年間約2,990円(税引き後)もの利息を受け取ることができます。同じ預金額をメガバンクに預けていても、約40円にしかなりません。
もし年間2,990円の利息を20年間にわたって受け取り、その間年利5.0%の複利で運用し続けた場合、 総額は約9万8,867円になる計算です。
楽天証券に口座開設する際は、楽天銀行口座の同時開設をおすすめします。
楽天マガジン初回最大90日間無料
楽天証券の口座開設者が「楽天マガジン」を初回最大90日間無料で利用できるキャンペーンが、2022年11月からスタートしています。
通常、楽天マガジンの初回無料期間は31日間です。楽天証券の口座開設者は無料期間が62日間に延長されます。さらにNISA(一般、つみたて、ジュニア)口座またはiDeCo口座を開設している場合は90日間無料で利用できるようになります。
楽天マガジンは、 1,000誌以上の雑誌を閲覧できるサービスです。雑誌データをスマホにダウンロードしておけば、オフライン環境でも雑誌を読むことができます。
「ビジネス・経済・国際」ジャンルでは、「週刊ダイヤモンド」「週刊エコノミスト」といった、投資や経済関連の雑誌をバックナンバーまで含めて数多く読むことができます。
中でも 初心者の方に特におすすめなのは「スマホで簡単!楽天証券のはじめ方」という雑誌です。楽天証券の口座開設から、つみたてNISAやiDeCoを利用した投資スタートまでの手順が、初心者向けに解説されています。
楽天マガジンでは、「ビジネス・経済・国際」ジャンル以外にも様々な雑誌を読むことができます。 雑誌のテーマは「ファッション」「スポーツ」「料理」といった比較的メジャーなものから、「車中泊」「たき火」といったニッチなものまで多種多様です。
楽天マガジンアプリのホーム画面から、最新号の「すべて表示」をクリックすると、 すべての雑誌の最新号が一覧で表示されます。全く未知のテーマを扱った雑誌に出会うことで、あなたの視野が大きく広がるかもしれません。
おすすめマネー本が無料で読める
楽天証券の口座開設者限定で、おすすめマネー本が無料で読めるサービスも開始されています。 楽天証券のサイトにログイン後、電子書籍をダウンロードできます。ダウンロードした書籍は、「楽天kobo」のアプリで読むことができます。
無料で読める書籍には、つみたてNISA、iDeCo、株、金融、簿記の入門書など、 投資初心者が読んでおきたい書籍が多数ラインアップされています。
また、楽天証券でNISA(一般、つみたて、ジュニア)口座やiDeCo口座を開設している場合は、さらに多くの書籍を読めるようになります。
無料で読める書籍は定期的に入れ替えがあり、閲覧期限も設定されているので注意してください。
セミナーやIR説明会に参加できる
楽天証券は、口座開設者が無料で受講できる投資セミナーやIR説明会を開いています。サイトにログイン後、「ホーム」→「セミナー・講座」から申し込むことで参加することができます。(申し込み不要で視聴できるオンラインセミナーもあります。)
現在公開されている開催予定セミナーの例をいくつかご紹介します。内容は投資初心者向けのものから、上級者向けのものまで、各投資家のレベルごとに役に立つ情報が発信されています。
過去の開催セミナー
日時 | セミナー名 | 料金 | 内容 |
---|---|---|---|
2022年
12月6日(火) 19:30〜20:30 |
今日からはじめられる!投信積立ワークショップ | 無料 | 「とりあえず口座開設したけど、どこから設定したらいいの?」「1人で投資を始めるのが不安……」という方のためのオンラインワークショップ |
2022年
12月21日(水) 20:00〜21:30 |
「2023年のドル円相場見通し」-論点とシナリオ整理- | 無料 | 「来年の為替相場の見通しは?」「ドル円は、円安か円高か?」2023年の為替相場の展望を内田稔氏がわかりやすく解説 |
また、各企業のIR説明会も開かれています。IR説明会とは投資家向けの会社説明会で、各企業が自社の強みや成長戦略、株主還元方針などについて説明するものです。
いずれも無料ですので、興味のあるセミナーに参加してみましょう。中には、口座開設不要で誰でも参加可能なセミナーもありますので、口座開設を迷っている方も試しに参加してみると良いでしょう。
星座占いでポイントがもらえるかも?
2022年10月24日現在、楽天証券の無料サービスに、「えん結び占い」という一風変わったサービスがあります。利用者向けに、星座占いや開運日の情報が毎日提供されるというものです。
楽天証券のサイトにログイン後、「ホーム」→「えん結び占い」にアクセスすることで利用できます。
株式投資という勝負の世界に生きる投資家の中には、縁起を担いだり、運勢を気にする人も少なくありません。楽天証券のサイトを開いた際には、チェックしてみるのも良いでしょう。
また、ページ下部からは「楽天証券ラッキーカブくじ」を引くことができます。毎日1,000ポイントが1名に、1ポイントが1,000名に当たる、おトクなサービスです。ぜひチェックしてポイントを獲得してみましょう。
FAQ
楽天証券の口座は複数開設できる?
証券口座は、原則として1人につき1口座しか開設できません。(同一の口座に、複数の端末からアクセスすることはできます。)もし複数の証券口座を持ちたい場合は、複数の証券会社で口座開設することをおすすめします。
例えば、楽天証券、SBI証券、LINE証券でそれぞれ口座開設手続きをすれば、3つの証券口座を持つことができます。(ただしNISA口座、つみたてNISA口座を開設できるのは、そのうち1社のみです。)
使わないまま放置している楽天証券の口座があるけど、解約した方がいい?
楽天証券の口座(総合口座)は、使わないまま放置していても費用が発生することはありません。そのため、解約する必要は特段ありません。この記事でご紹介した各種無料サービスを利用するためにも、残しておくことをおすすめします。(ただし、口座内にお金が残っていないかは、確認したほうが良いでしょう。)
なお、楽天証券にNISA口座やつみたてNISA口座も開設している場合、口座解約には注意が必要です。すでに商品を買い付けした年度にNISA口座を解約すると、翌年度までNISA口座やつみたてNISA口座を再開設できなくなってしまいます。安易な口座解約は避けたほうが無難でしょう。
作っただけでIPOに抽選申し込みできる?
楽天証券の口座を開設していれば、IPOの抽選申し込みをすることができます。ただし、抽選申し込み手続きの中で、購入に必要な金額分(公募価格×申込株数相当額)の現金を入金する必要があります。あらかじめ資金を用意しておきましょう。
例えば、公募価格2,000円の株を100株購入する場合、20万円の資金を用意しておく必要があります。抽選申し込み後(購入申し込み手続き後)のキャンセルはできないので、注意してください。
平均利回り4.5%の手堅い利回りファンド
融資型クラウドファンディング「COOL」を活用すれば、最低1万円から円建てで値動きのない 手堅い利回り投資をすることができます。
・平均利回りは4.5%(税引前)*23年10月時点
・3ヶ月〜12ヶ月程度の短期運用ができるファンドが多数
・円建てで株のような値動きなし
・最低1万円から投資が可能
過去には、高級焼肉店やすっぽん・フカヒレ店の優待券がもらえる特典付きファンドや、 より安心感のある保証付きのファンド等、申し込みが多く募集開始直後に満額となったファンドもございます。
気になるファンドの投資機会を見逃さないためにも、まずは口座開設をしておきましょう。
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