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スペイン、リーガ・エスパニョーラのレアル・マドリーは28日、アブダビ首長国の政府系投資ファンド国際石油投資会社(IPIC)と長期的な戦略的連係協定を結んだと発表した。契約期間や金銭面の協定など、詳細は明らかにされていない。

レアル・マドリーは世界的な人気と知名度を誇るビッグクラブの一つで、昨シーズンは欧州最高峰の大会であるヨーロッパチャンピオンズリーグを制覇。ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドやウェールズ代表のギャレス・ベイルといった世界的なプレーヤーを抱えている。米経済誌『フォーブス』による『世界で最も価値のあるスポーツ・フランチャイズ』のランキングにおいて、バルセロナやマンチェスター・ユナイテッドといったクラブを抑え、2013年から2年連続で1位に輝いている。同誌によれば、資産価値は34億4000万ドル(約3495億万円)。

レアル・マドリーは本拠地として使用するサンチャゴ・ベルナベウの改修工事のため、4億ユーロ(約550億円)を必要としていて、資金調達が急務とされていた。

フロレンティーノ・ペレス会長は、「長期に渡る絶対的な協定が始まった。サンチャゴ・ベルナベウを世界最高のスタジアムにするという偉大な挑戦のキーとなる」とコメント。さらに、IPICのカデム・アル・クバイシ氏は、「世界最高のスタジアムを作るという面以外でもレアル・マドリーの手助けができるはずだ」と話している。

(C) ERIC SALARD

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