日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 27,466.61円 △520.94円
為替 1ドル=132.44円
売買高(東証プライム、以下同) 12億7,643万株
売買代金 2兆9372億03百万円
値上り銘柄数 1,717銘柄
値下り銘柄数 91銘柄
騰落レシオ(25日) 107.30%

市況概況

今度こそ金融不安が払拭されて大幅高

日本市場が休場中の米国株が高かったことや夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったことで買い先行となった。

買い気配から始まるものなども見られ大きな上昇となったが、買い戻しも多かったものと思われ、寄り付きからの買いが一巡となった後は上げ幅縮小となる場面もあった。それでも売り急ぐようなこともなく、再度買い直されて結局は高値圏で前場の取引を終えた。

昼の時間帯も特に動きは見られず、後場も値持ちの良い始まりとなり、売り急ぐこともなかったことから買い戻しが入ると節目と見られる27,500円を超えての動きとなった。

金融不安が払拭されたことで買い戻しを急ぐ動きとなり、先週末のような手仕舞い売りを期待した売り方も買い戻しを余儀なくされるということで上値を試す動きとなった。ただ、最後は手仕舞い売りもあって上げ幅を縮小、27,500円を超えずに引けた。

小型銘柄も堅調なものが多く、マザーズ指数やグロース株指数は大幅高だった。先物も期末要因での買いが先行する形でまとまった買いが見られ、指数を押し上げる場面もあった。指数先行型ということで下がらないから買うというような買い方も見られた。

米国株などが上昇しないと日本市場では反応ができないというような感じで、改めて金融不安に大騒ぎして売られた分の戻しとなった。金融不安を煽るような報道も多かったことで売り急ぐと言うことなのだろうが、結局いつものように買い戻しをさせられるということなのだろう。

ここからは買い戻し一巡感や米FOMC(公開市場委員会)次第と言うことなのだろうが、大きな流れとしての上昇下降のトレンドが見られるまではまだ時間がかかると思う。それまでは上がれば売られ、下がれば買われるということで27,500円あたりを中心とした保ち合いが続くと言うことなのだろう。

テクニカル分析

日経平均

75日移動平均線や雲にサポートされた形となった。今度は25日移動平均線や基準線が上値となるのか、どうかということでもあるが、遅行スパンがローソク足に上値を押さえられて少なくとも上値の重い展開なのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。